電撃文庫 魔法科高校の劣等生〈１７〉師族会議編〈上〉

佐島 勤【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2015/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048653138
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

深雪と達也の婚約が公表された。その影響は魔法科高校内にも及び、二人の友人たちも司波兄妹に接する態度に変化が起こる。そんな中、ついに十師族選定会議が始まり……。

内容説明

司波達也と深雪の婚約が公表された。そこに、一条家より異議が申し立てられる。深雪へ、将輝との婚約を申し込んだのだ。一方、魔法科高校。達也と深雪に血の繋がりは無いという「建前」が公表され、生徒達はショックを受ける。とくにほのかは深刻だった。いつしか、深雪と達也は学内で孤立するようになり…。そんな中、世界中の魔法師が注目する十師族選定会議が開会され、ＶＩＰ達が箱根に集い始め―その刹那、謎の爆発が会場を襲う。それは、魔法師による自爆テロだった。同じ頃、米軍最強の魔法師部隊の動き出しており…！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

お兄様無双魔法学園物語の17冊目。深雪と達也の婚約発表と、師族会議が始まる話。今回は戦闘シーン皆無でしたが、結構読み応えがあって良かったです。深雪と達也が四葉の人間だった事が発表された事で、人間関係がギクシャクしてたけど元どおりになってホッとしました。恋愛関係が更にややこしい事になったのが面白いですね。一条と深雪、達也周りはまだまだ波乱が続きそうで今後も目が離せません。師族会議の方も色々ゴタゴタしてるし、この先の展開が楽しみです。次巻もそのうち読みます。

2016/04/19

[いーたん]

師族会議編は三部構成ですか。完結まで待ち遠しくなりそうですね。今回は前回の深雪の次期当主決定と達也との婚約を受けて、深雪と達也の学校生活を中心にしてドロドロした人間関係を描くのかと思っていたのですが、意外にアッサリしてて物足りないくらいでした。また、今回はUSNA絡みですが、リーナの直接関与は少なそうでこちらも物足りないかな。三部構成なんで終盤は活躍が待ってるかもしれませんがね。いずれにせよ、今回は上巻ということて導入編だったので、深雪と達也も目立つ事なく終わったので、次回がどうなるか楽しみです。

2015/09/16

[よっち]

司波深雪が次期四葉家当主・達也と深雪の婚約が公表され、開催される十師族会議を自爆テロが狙う第十七弾。学校であったゴタゴタもいかにもな描写でしたが、一条家や七草家の思惑も絡むとても興味深い師族会議により彼らとの交際自体は否定されなかったことで、達也一筋の深雪の方は出遅れ気味な一条だけですが、達也を気にかける女性陣は婚約決まった後も皆肝が据わってそうな様子で、そのうち何か凄いことになりそうな予感が（苦笑）でもわりと魔法師としてのあり方の嫌なところを突いてくる動きも多くて、これをどう解決するのか中・下巻に期待。

2015/08/08

[Susumu Miki(Dik-dik)]

テロはバトルに入らないと考えると、ある意味平穏な巻。しかし深雪が四葉家次期当主に選ばれたこと、達也がその婚約者となったことが学校でも十師族の間でも波紋を呼んで、メンタルにぎすぎすした楽しい巻でした。「師族会議」での、特に四葉と七草の応酬は非常に良かったです。

2015/12/10

[Yobata]

達也と深雪の婚約に一条家からの異議申し立てが出て、七草家もそれに便乗してくる。その重大ニュースの中始まった新学期に達也と深雪に対する接し方が学校内で変わってゆく。そして開かれる師族会議にテロが目論見られ…。上中下巻の上巻なので、師族会議はまだ始まったばかり。今回は達也と深雪の婚約に対する友人達の反応が主で、達也に想いを寄せていたほのかに一応真由美も凄いことになってるな…。特にほのかの落ち込みようは凄かったけど茨の道を選ぶ決意は、雫同様,今後が心苦しいな…。真由美はもうちょいテンパるかと思ったけど、→

2015/08/09