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出版社内容情報
《ソードラビリンス》――剣都の傍らに突き刺さった超巨大な聖剣の中に存在する伝説の迷宮。その元ダンジョンマスター「剣の女王」セレスティアと共に、銀の鍛冶師アレクは迷宮に消えた父探しの冒険に挑む!
内容説明
この世には人智の及ばないものがある。“ソードラビリンス”と呼ばれるそれは、かつて栄華を誇った剣都シグルドに突き刺さる超巨大な古代遺物―“聖剣グラム”の中に存在するダンジョン。聖剣でありながら魔物を生み出す迷宮の謎を解こうと、幾多の冒険者が挑み、消えていった。剣都に住む幼い少年アレクの父もまた、迷宮に消えた一人である。十年後、銀を操る“銀の鍛冶師”へと成長したアレクは、ダンジョンマスターだという不思議な少女・“剣の女王”セレスティアとの出会いを経て、彼女と共に迷宮へ足を踏み入れる。父捜しのその冒険が、さらなる災いを招くとも知らずに…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
27
剣都に住む「銀の鍛冶師」のアレクはダンジョンマスターを名乗る「剣の女王」セレスティアに出会ったことをきっかけに、ダンジョン「ソードラビリンス」へ足を踏み入れる事になる…な話。展開に意外性が無い上に、キャラもそこまで魅力的ではないので読んでいてしんどかったです。何と言うか全体的に地味なんですよね。淡々と進めていくのは良いんですが、ファンタジー作品なんだからもう少し盛り上がり要素が欲しかったところ。あとダンジョンを攻略している感も不足していたかな。次巻or次回作は気が向けば買おうかと。2015/07/12
サエズリ割津
10
む~これじゃない感がすごい。ダンジョンに消えた父親後を追い自分もダンジョンに挑む少年アレクとダンジョンマスター名乗るヒロインセレスティアがダンジョンを攻略していく話。掛け合いの面白さはあったものの、使い古されたジャンルのダンジョンものとして、真新しさを感じなかった。キャラクターにしてもダンジョンの設定にしても、これといった特徴がなくテンプレ通りだった。次巻は別にいいかな。次回作のほうは読みたいです。2015/07/14
じゃっかる@アラカワマツキ
9
第16回電撃小説大賞最終選考作品『月光』、二巻で打ち切られた『変愛サイケデリック』、僕はどちらも好きでしたが、これも含めてそれ以降の作品は正直微妙ですね……。今までの作品とは打って変わって今回はファンタジー系。最終選考まで行っただけあり、ファンタジーの世界観においても描写・地の文は安定しています。ただ、そこらに蔓延るダンジョン系と大差無い出来なんじゃないかなと。「ストーリー、キャラ、設定、展開がどれもしっかり書けてはいるけれども、それぞれに魅力がないラノベ」のお手本みたいな作品。2015/07/29
真白優樹
7
超巨大な古代遺物の内部のダンジョンに少女と共に挑む少年の物語。・・・うーん。何と言うかな・・・序盤だからダンジョンが淡々としている、はいいが・・・意外性があるキャラがいないというか、皆丸っこいというか突き抜けたキャラがいないというか・・・続きが出ればその辺りも変わるのかしら。行方不明な元仲間達とか色々いそうだし。その辺りを突き抜けてくれればもっと面白さがでてくれるのではないだろうか。デカい剣の中のダンジョンって要素もあるんだし、下地は一応あるようなものだし頑張ってほしい。 次巻も楽しみである。2015/07/13
はつかねずみ
7
ローグ系アクションRPGをノベライズしたものを読んだ気分。 悪い意味で意外性や突出部分がないし、キャラに特徴がないせいか魅力を感じられないのも辛かった。 序盤と言うこともあるんだろうけど、ダンジョン探索や戦闘にも緊迫感がないし、続刊は出ても買わないかな。2015/07/13