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出版社内容情報
どこかどんくさい新米舞妓の一花。だが、なぜか祇園の大旦那と呼ばれる青年がひいきにしている。大旦那は謎多き人物で。いま世間を騒がす義賊、怪盗夜行とも関わりがあるとかないとかで?
内容説明
やる気だけは人一倍だが、いつも空回りしてしまう少女、一花。最近やっと、仕込みから舞妓になれたばかり。そんなどんくさい一花を、ひいきにする青年がいる。石川総司は祇園の大旦那と呼ばれる花街の顔役。芸舞妓の憧れの総司が、なぜ一花に目をかけるのか。これぞ祇園の七不思議。最近、京のちまたが騒がしい。怪盗夜行―権力者の不正をただす義賊だという。実は夜行と面識がある一花。そのせいか、一花の行くところ面倒事あり。今日も大旦那と新米舞妓が事件に挑む!?
著者等紹介
範乃秋晴[ハンノシュウセイ]
福井県出身。東京に出て作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽぽ♪
29
天然舞妓の一花とイケズな大旦那の掛け合いが面白くて、お気に入りです。ここに出てくる悪役は本当にクズばっかりですね…豆千恵と和茂がうまくいって良かった!次のシリーズも楽しみです。2017/01/19
アズマ
23
一花と大旦那の会話の京言葉と福井弁のテンポが好きです。重いテーマだけど一花の天然なところに和みました。舞妓さんの世界や京都の雰囲気が楽しめて面白かったです。京都に行きたくなりました。2019/02/22
るぅく
22
某朝ドラのおかげで、一花の方言のイントネーションがわかるようになりました。あー、京都にいって都おどりが見たいなぁ。医者のお話はやはり許せません。胃を摘出されたら大変なのに、それをなんとも思わない医者なんて嫌だ。そして一花の性格がいいように働いた巻でした大旦那さんとのやりとりも楽しい。次巻が楽しみです。2015/07/31
よっしー
10
相変わらず一花は天真爛漫で我が道を独走中ですね‼大旦那との漫才も変わってなくて何よりです。今回の中心の事件は医療でしたが、前作よりも後味が悪くなくて良かったです。豆千絵とにいさんの恋愛も上手く行ったようで何より‼ さて、次はどんな不正が出てくるのだろうか、楽しみです‼2015/12/07
TAMA
6
二巻から読み始め。よく見習い終わったなあと思うくらいの舞妓さん、実生活知らないけど。周りにもそんなふうにはっきり言う人いますが、意外と嫌われない。確かにこんな憎めないタイプ。まだなんで舞妓になったのかとか一巻読みたくなった。大旦那のきっかけとか。それに医者と病院選ぼうとおもった。耳当たりのいい言葉の本当の意味。そんな人ばかりではないとも思うけど2015/09/12
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