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内容説明
失踪した親友の捜索依頼のため、自由が丘にある「椎名探偵事務所」を訪れた千脇奏。彼女が出会ったのは、およそ探偵らしくない甘いフェイスの「嘘つき探偵」こと所長の椎名誠十郎―美人に甘いペテン師だが、巧みな話術と嘘を使うことで真実を見抜き、依頼を即解決するという元恋愛詐欺師の凄腕探偵である。彼の相棒は、堅物の元エリート刑事・明神秋馬。二人は通称「嘘憑き事件」を捜査しており、奏は捜査を手伝わされることに。親友が絡む事件は思わぬ方向に転がり…!?
著者等紹介
二丸修一[ニマルシュウイチ]
岐阜市生まれ。2011年、電撃文庫『ギフテッド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
失踪した親友の捜索依頼のため椎名探偵事務所を訪れた奏が、元恋愛詐欺師の探偵誠十郎、堅物の元エリート刑事秋馬のコンビと事件解決に奔走する物語。物語してはカッコイイ大人二人に翻弄されながら、依頼料返済のために住込みで働きつつ事件解決に協力する奏という構図。全体の印象としては表紙そのままの雰囲気で、三人の軽妙なやり取りや少しずつ変わっていく関係を交えながら、一緒に「嘘憑き」を追う展開がテンポ良く読めてなかなか面白かったです。終わり方からするとシリーズ化も期待できそうで、続きが出るようなら是非読んでみたいですね。2015/04/26
チャコ
16
二丸修一初読。年の離れた従姉妹に勧められて。うーん…なんというか、何もかも軽くてアッサリ終わってしまい、全体的に消化不良気味。文章も読み辛くて目が滑ってしまい疲れてしまいました。わたしには合わないようなので、続編が出ても読まないと思います。2015/10/23
enn
11
《嘘》をキーワードに紡がれる物語。ミステリとしてはとても軽いのだけれど、嘘に関する様々な見解は面白かった。一概に《嘘=悪》とは言えないし、残酷な真実から大切なひとを守るためのやさしい嘘だってある。登場人物はなかなか個性的でよかったけれど、文章がラノべ感強くて若干読みづらかったのが残念。2015/08/15
柏葉
8
うーむ、女主人公というところが二丸修一の良さを殺している。電撃文庫からの作者買い。乙女向け小説として狙ったような美形男子2人+純朴な田舎少女という図式がまず合わず。フィクションの美少女はありなのに、イケメンとなると途端に反感が先立つ。嘘つき探偵という題材の割には緊迫感がなく、掛け合いも生き生きさを感じさせない。もっとデビューシリーズのようにスリルショックサスペンスでハラハラさせてくれていいのに。作者はライトノベル畑で生きるべき人だと思います。2015/07/10
マカ
7
面白くないわけではなかったけど、なんというか・・・中途半端だったかな~。色々気になるところもあり消化不良でもある。事件は解決しちゃったようだし、これで完結なのか?けど続くような終わり方でもあるし・・・まぁ、多分続編が出ても読まないかな。2017/02/07
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