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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
20
実写、アニメ、漫画、小説と、様々な媒体で描き続けられている押井守の代表的シリーズ『ケルベロス・サーガ』。2005年に刊行された今作は、実写映画版『ケルベロス』の原案ともなった幻の脚本を、杉浦守がコミカライズした作品だ。杉浦は、漫画版『犬狼伝説』を手掛けた藤原カムイのアシスタント出身で、『ケルベロス・サーガ』の新たなる描き手として、ふさわしい人材といえる。事実、映画化を想定して書かれた押井のシナリオを踏襲し、実に映画的なコマ割りで魅せるのだ。(つづく)2016/09/03
G
8
再読。最早忘れされつつある首都警の武装蜂起「ケルベロス騒乱」から3年。三頭犬の血を受け継ぐべく、国外へ逃亡した都々目紅一。紅一は組織の再編を望みつつも、仲間を売り逃亡した黒崎英斗を執拗に追い続ける。その真意を求めて…。本作は群れを離れても、掟の中でしか生きられない犬たちの物語。逃亡先で出会う、時代に取り残された人々の中で、焦燥した自己の意義を再確認していく紅一。相克するふたりの、報われるはずもない願いが切なく響く。外伝的短編「THE KILLERS」もアクション映画していて素敵だ。最後にはあの人物が…。 2016/12/07
Saku
5
最近見た『紅い眼鏡』が、ある意味印象的だったので古書店で購入。都々目紅一が中国にいるということは、ああいう風に話がつながるんだなぁと納得。で、多分あのカバンの中身はアレ。2011/04/16
キートン
2
ただ面白かった。 個人的にプロテクトギアのデザインはこの作品のが一番好き。
HA
2
さすがは押井守の犬狼伝説シリーズ、幻のコミックと言ったところであろうか。理では生きられない者の性、最初から報われることのなかった物語。 これが、あの伝説の「犬」の結末か。今の私には到底、感想を語れるような作品では無かった。己の未熟を恥じるのみ。 1年毎に読み、自分がどう生き、そして変化したのかを感じよう。それが、「犬」たちへの鎮魂ではないだろうか。 最後に、ちゃんとした感想を言うならば、初見バイバイです。犬狼伝説を知らない方は映画「人狼」から手を出してみることをお勧めします。2013/11/22