内容説明
新発見!新解釈!新事実!卑弥呼から倭の五王へ、この激動期になにが起きたか?「生産」「流通」「集落」「戦争」「祭器」の視点から“前方後円墳体制”と国家の形成過程を探る。
目次
1 総論―弥生から古墳へ
2 石器から鉄器へ
3 集落から都市へ
4 「戦い」から「戦争」へ
5 銅鐸から銅鏡へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hyena_no_papa
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四半世紀ぶりに再読。都出比呂志、禰冝田佳男、寺澤薫、松木武彦そして福永伸哉諸氏による日本古代国家形成の考古学サイドからの論究。それぞれ読み応えあるものの就中福永伸哉氏の「銅鐸から銅鏡へ」は明快!画文帯神獣鏡を公孫氏から、三角縁神獣鏡は魏晋からと。p262-263の各形式鏡の分布図の意味するものは?考古学サイドからこれだけ明確な〝見立て〟が出された以上、ボールは文献側に。特に公孫氏との通交を文献からどう読み取るのか?最近の研究動向は?考古学界では邪馬台国畿内説支持が大勢であることを十分に窺わせる内容である。2023/04/27
遊動する旧石器人
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1998年初版。なのでもう15年前の内容になる。そのため今では古い学説になってしまっているところがありだろう。内容は、弥生社会から古墳社会にどう変わったかを集落や利器、武器、青銅器から綴っている。2013/12/18