幕末異人殺傷録

幕末異人殺傷録

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048210508
  • NDC分類 210.59
  • Cコード C0021

内容説明

開国は異文化との衝突でもあった。外国人を敵とみなし排斥しようとする攘夷の嵐は、「異人」に対する殺傷事件を頻発させた。開国から百数十年、外国人殺傷事件を、新たに発掘した海外資料を中心に再検証し、外交史の暗部に光をあてた、歴史ドキュメント。

目次

第1部 攘夷の凶行(攘夷思想の高まり―ロシア士官と水夫を横浜に誅殺;歪んだ「異人」観―フランス領事館の清国人ボーイを斬る;異文化を体験した男―イギリス公使館の通弁伝吉を刺殺;治安維持の限界―オランダ人船長二人を横浜で斬殺;流浪の果てに―アメリカ公使館通訳ヒュースケンの暗殺;攘夷派への圧力の中で―イギリス公使館を夜襲)
第2部 攘夷への報復(攘夷論から開国論へ―生麦事件と薩英戦争;鬱積する不満―御殿山イギリス公使館焼打ち;暴走する「攘夷」―頻発する殺傷事件;攘夷勢力の鎮圧―新政府の試金石)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinejazz

1
徳川幕府が終焉を迎える十年余りの間に、攘夷思想の渦巻く日本で多くの外国人(ロシア・イギリス・アメリカ・フランス・オランダ)が、殺傷事件の被害者になっていたことを知り驚いた。水戸、薩摩、土佐の浪人らの犯行が疑われたが、幕府の権威が失墜していた時代だけに、有耶無耶な結末となった波乱に満ちた歴史の暗部である。2019/05/16

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