内容説明
一族に伝わる秘宝を求めて、ジュリーは遺されたたった一つの手掛かりを元にイタリア・シエナへと飛ぶ。そこで彼女は、自らがあのジュリエットの末裔だと知る…。世界31カ国が熱狂した実力派歴史エンターテインメント登場。
著者等紹介
フォーティア,アン[フォーティア,アン][Fortier,Anne]
デンマークで育ち、2002年映画業界で働くためにアメリカに移住。映像作品に、エミー賞を受賞したドキュメンタリー「ファイアー&アイス」(共同プロデュース)などがある
中谷ハルナ[ナカタニハルナ]
英米文学翻訳家。成蹊大学文学部卒。数多くのミステリ、ロマンス作品の人気作を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまご
14
下巻へ!2017/01/13
viola
10
シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』よりも前に実際にそんな話が存在して、そのヒロイン?であるジュリエッタ・トロメイの末裔だと知ったジュリエッタ・トロメイが主人公です。『シェイクスピア・シークレット』ロミ・ジュリ版って感じがしました。展開はとても気になるし、面白いことは面白いのですが・・現代らしいなぁというタッチで、軽めなのが気になりました。(つまり読みやすいってことなんだけど・・)著者はアメリカに移住したデンマーク人らしいですね。2011/08/09
Betty
10
シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』がベースの物語。主人公ジュリエッタ・トロメイは、ジュリエットの末裔であるらしい・・・母親の遺品の中から先祖のジュリエットとロミオに関わる日記や資料が残されていた。現在と1370年のシエナを舞台に時代を超えた「ロミオとジュリエット」がどう関わっていくのか?!現在の描写がハーレクインロマンス風で軽いタッチなのが少し飽きそうで不安要素ですが「ロミオ」が出てきそうな予感の下巻はかなり楽しみ(*^-^) 2011/06/25
寧々子
7
ジュリーは隠された宝物を探す為にイタリアに降り立った途端、切り離されていた過去に捕まってしまう。 自分がジュリエットの末裔だと知り、宝物を捜し母の悲願を知り奔走するが・・・上巻は双子の妹との確執に触れたり、ジュリーの内面を掘り下げることにページが割かれサスペンス的緊張感はあまり感じない。 1340年のシエナを舞台にしたジュリエッタとロミオの話に惹きつけられた♪ 歴史的史実と創作が入り混じった物語は、悲劇が待ち受けているとわかっていても魅力的! 中世の面影を色濃く残すシエナの街にも行ってみたくなった♪2013/08/05
しゅーくりーむ
6
結構時間がかかったけどやっと読了!洋書はいいなと改めて感じさせられた一冊でした!外国ならではの文化が背景にあって、その独特な言葉まわしにもそれが出ているのかな。ロミオとジュリエットを主軸に進めていくこのストーリーもやっぱり洋書だからこその話で、現代と1340年が交互に進められてその世界観や壮大な物語に入り込んでしましました!信じていいのかは別としてアレッサンドロは好きだな。下巻でどう話が収められるのか、早く下巻も読みたいです!2015/08/06




