ブリーダ

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047916197
  • NDC分類 969.3
  • Cコード C0097

内容説明

アイルランドの女子大生ブリーダの、英知を求めるスピリチュアルな“旅”とは。“旅”を導くのは、ふたりの師。恐怖を乗り越えることを教える男と、魔女になるための秘儀を伝授する女。ふたりから特別な“力”があると認められたブリーダだが、自分の道は自らの手で切り拓かねばならない。実世界との結びつきと、刻々と変容していく自分自身との狭間で、ブリーダの心は揺れる―。

著者等紹介

コエーリョ,パウロ[コエーリョ,パウロ][Coelho,Paulo]
ブラジル、リオデジャネイロ生まれの世界を代表する人気作家。『アルケミスト』『ベロニカは死ぬことにした』(角川文庫)をはじめとするベストセラーは、67言語に訳され1億冊を超える売上部数を誇る。現在も世界中を旅しながら精力的に執筆活動を続けている

木下眞穂[キノシタマホ]
上智大学ポルトガル語学科卒。ポルトガル大使館に勤務するかたわらブラジルやポルトガルの映画字幕の監修、テレビ番組の翻訳、音楽CDの歌詞訳などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

98
コエーリョ一流の人生の意味を探求する小説。若い女性ブリーダが魔術を学ぶために二人の師の元へ通うになる。ここで言う魔術とは悪魔的なものではなくてよりよく生きるためのもの。男性の師は太陽の伝説を、女性の師は月の伝説をブリーダに教える。師と言っても人間臭いところがあり、特に男性の師がブリーダに恋心を抱いて、それを乗り越えていく過程は切ない。形骸化した宗教ではなくて、魂の根底が求める聖なるものを、抑制された文体で描き出すところに惹きつけられた。ブリーダが全てを脱ぎ捨てて、自己の存在の意味を知る最後の場面は感動的。2015/03/30

ラブテル

4
現代に生きる若い魔女のお話。相変わらず読む人を選びそうな内容ですが、今回のテーマは「愛」どんな恋愛小説よりも深い「愛」を感じる事が出来るパウロ・コエーリョの作品はやっぱり心に響きます。2015/12/08

バーベナ

4
過去に学ぶ月の伝説、と「今・ここ」から学ぶ太陽の伝説。著者の作品の中で一番すんなり胸に入ってきたし、好きだ。読んでいる間、空気が変わる。不思議な小説だった。2011/01/11

芙由

2
アイルランドで魔術を習う。太陽の伝説と月の伝説、魔女。現代にするっとこういうものを持ち込む詩的な世界観はあいかわらず独特。人生のヒントを散りばめながら、愛や信仰の本質に迫る。ブリーダの恋人ローレンスが物理をやってるというのが、神秘と現代をつなぐ絶妙なバランス。自分らしい生き方を選ぶことの恐れは誰にでもある。だけど選ばなければ。そのために、自分や世界を愛さなければ。2014/10/08

ゆき

2
パウロ・コエーリョ「ブリーダ」読了。魔女のウィッカ、フォークの魔術師、恋人のローレンス、若く美しく聡明な魔女志願のブリーダ。太陽の伝説と月の伝説。思い悩み苦しみ嫉妬し間違い生きる。しかし同じ過ちを犯さない心の強さを養うのだ。挫けることを知った私にもいつか成長はあるのだろうか…2011/07/14

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