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内容説明
次期院長の座をめぐる派閥闘争が激化する大学附属病院。その波紋を受けて、現場では医療ミスが連続してしまう。隠密に解決しようとする病院側、納得できない患者たち、その狭間に立たされ、自らの信念や将来を問い直し始める医師たち―。蘇怡華は自分が正しいと思う道を進めば進むほど、ともに歩みたいと願う関欣との距離が広がり、葛藤する。やがて派閥闘争は思いもよらない展開を見せ、蘇怡華・関欣それぞれに、過酷な運命の試練が襲いかかるのだった…。緊迫感あふれる展開で読者を虜にし、大人気ドラマの原作となった傑作医療小説、怒涛の完結篇。
著者等紹介
侯文詠[ホウウエンヨン]
台湾嘉義県出身。台湾大学医学博士。1998年から現在まで作家活動と同時に台北医学大学の副教授を兼任、「医学と文学」などの人文系の講座を受け持つ。87年から89年の徴兵を終え、90年に台湾大学医学院附設医院に入り、麻酔科の研修医を経て、指導医、講師を務めるかたわら、創作に励む。97年に博士の学位を取得し、同年、台湾大学医学院を辞職。99年、本作『白色巨塔』を発表、20万部以上のベストセラーとなり、一躍人気作家となる
樋口裕子[ヒグチユウコ]
翻訳家・エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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