内容説明
幾多の死に向き合い、自身も幾度となく死の淵を覗いた終末期医療の先駆者が、人生の最後で遂に捉えた「生と死」の真の姿。
目次
「ほんものの自己」のレッスン
愛のレッスン
人間関係のレッスン
喪失のレッスン
力のレッスン
罪悪感のレッスン
時間のレッスン
恐れのレッスン
怒りのレッスン
遊びのレッスン
明け渡しのレッスン
許しのレッスン
幸福のレッスン
著者等紹介
キューブラー・ロス，エリザベス［キューブラーロス，エリザベス］［Ｋ¨ｕｂｌｅｒ‐Ｒｏｓｓ，Ｅｌｉｓａｂｅｔｈ］
医学博士、精神科医。ターミナルケア（終末期医療）、サナトロジー（死の科学）のパイオニア的存在。アリゾナ州在住
ケスラー，デーヴィッド［ケスラー，デーヴィッド］［Ｋｅｓｓｌｅｒ，Ｄａｖｉｄ］
ホスピス・ケアのスペシャリスト。数百人の終末期患者と時を共にしてきた。ロサンゼルス在住
上野圭一［ウエノケイイチ］
翻訳家、鍼灸師。早稲田大学英文科、東京医療専門学校卒。総合健康研究所主宰、日本ホリスティック医学協会副会長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豆ぽち
27
あなたはすでに一個の全体(完全)であり、外から何かがやってくるのを待つ必要はない。／許しとは恨みを抱いていると不幸な人生を送ることになると気付いて、自分自身のために、受けた傷を手放すことである。許すことによって自分を傷つけた人に奪われたと感じていた全体性(完全生)の感覚を取り戻すことができる。2014/06/28
nana
23
図書館：集中して読みたくて借り出さずに図書館に通って読みました。他人も自分も許すのはまだまだ難しい、また機会があったら読み返したいです。2018/08/01
みゃーこ
17
幾多の死に向き合い、自身も幾度となく死の淵を覗いた終末期医療の先駆者が、人生の最後で遂に捉えた「生と死」の真の姿を通して学ぶ15のレッスン。死を知ることは生を知ること。ただ生存することと生きることとの違いを気づかせてくれる。リアルな生とは？死を宣告された人にこそわかる生の真の意味とは？自分を超えた何か大きな力の存在が確かにあることを想像したら何やら温かい癒しを感じる思いがする。日常という人工的な幻想にずぶずぶに浸かって忘れかけている大切なことに気づかせてくれる一冊。良書。2012/10/17
コージー
15
★★★★★登録忘れ。名著。2021/04/29
人間
9
人生にハードモードが存在する理由を、かつて私は神に何度も問うた。そんなものは人間性を歪め社会に不幸を蔓延させるだけ、自己の才能の真価を発揮できない生に何の意味があるか、とずっと思っていた。その答えがフランクルの『夜と霧』やE・キューブラー・ロス博士の著作を読んで分かった。自分がそこから何を学ぶか、それがわかるならばむしろ不幸体験は贈り物となる。それと死を前にして「もっと働けばよかった」と思う人はいない。遊びには人生を楽しむエッセンスが含まれている。手遅れになる前に、生活のために生きることから脱しなくては。2021/07/13
