出版社内容情報
ファラオをめぐる父子の争いで存続の危機に晒されながら、度重なる試練を乗り越えて行く真理の場。だが強靭な魔の手は、今こそ光の石を手にせんと、ついに村の長ネフェルの命を狙う……!
内容説明
ついに、その時がやって来た。歴代の偉大なるファラオの墓を築くため、職人たちが伝え継がれた秘儀を守る『真理の場』。ラムセス死後、権力争いが絶えないエジプトでは日々混乱が極まり、隔絶されてきたこの村でさえも今や存続の危機にさらされていた。虎視眈々と村の秘宝を狙う影の支配者は、村の裏切者を操り、様々な刺客を送りこみ、容赦なき陰謀をたたみ掛ける。村の長ネフェル、賢女ウベクヘト、そして絵師パネブ―目に見えない数多の敵に立ち向かいながら、村の使命を果すべく、王家の墓の建設に全力を注ぐ三人の勇者。やがて近づく完成を前に、その技を完璧なものと成す為、今ついに、光の石の秘儀が一人の職人に授けられようとしていた…。いよいよ佳境、息も吐かせぬ第三巻。
著者等紹介
ジャック,クリスチャン[ジャック,クリスチャン][Jacq,Christian]
1947年、フランス、パリ生まれ。ソルボンヌ大学で哲学と古典文学を学び、後にエジプト学の研究で学位を取得。17歳で初めてエジプトを旅し、以来その魅力に取り憑かれる。エジプト学者でもあり、エジプトを舞台にした数々の話題作を発表
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