出版社内容情報
人の心は何処にあるのか? 意識とはいかなるメカニズムで成り立つのか? 人類最大の問題、<意識の問題>にとりくみ、現代科学の最先端を切り開く、気鋭の科学者によるサイエンスノンフィクション。
すぐれた神経科学者によって書かれた、脳の本質について深く考えさせる本だ。手足を切断された人が、切断後も、また手足が本当に存在するかのごとく感じる「幻肢症」という症状があることは前から知られていた.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』288頁、より)
★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。
内容説明
切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手、自分の体の一部を人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず偽者だと主張する青年―著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに、脳の仕組みや働きについて考える。さらにいろいろな仮説をたて、それを立証するための誰でもできる実験を提示していく。高度な内容ながら、一般の人にも分かりやすい語り口で、人類最大の問題「意識」に迫り、現代科学の最先端を切り開く。
目次
第1章 内なる幻
第2章 「どこをかけばいいかがわかる」
第3章 幻を追う
第4章 脳のなかのゾンビ
第5章 ジェームズ・サーバーの秘密の生活
第6章 鏡のむこうに
第7章 片手が鳴る音
第8章 存在の耐えられない類似
第9章 神と大脳辺縁系
第10章 笑い死にをした女性
第11章 「双子の一人がおなかに残っていました」
第12章 火星人は赤を見るか
感想・レビュー
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