内容説明
毎年夏になると、山頂に住む聖人のところに様々な悩みを抱えた人々が世界中から訪れる。人々は、どうしたら意義ある人生を送れるかを学ぶために、山頂まで続く長い行列に並ぶ。聖人は「会う人すべてを聖人だと思って接すれば、幸せになれます」と教えながら、毎日大勢の人と面会するが、心の中では、ただひとりの人が現れるのをずっと待っていた…。聖人のユーモアとウィットに富んだ教えが、心をやさしくしてくれる、愛に満ちた34の物語。
目次
行列
庵
失望と希望
癇癪もち
酔っぱらい
怖がり屋
恋人たち
嘆き悲しむ男
有名な男
暴力〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさぎ
1
会う人みんなが聖人だと思いなさいって無理ー!いじわるされても笑ってるの無理ー!と思ってたんだけど読み終わる頃には何かしら心境に変化があるから不思議。2019/03/02
gotomegu
0
誰かのツイートでなぜかものすごく気になって読んでみた。今の自分に必要なものがあったのだろう。周りのひとを聖人だと思う。能力を活かすことが周りの利益にもなる。わたしのベースもこの山頂のような場所になれたらいいな。いい人が集まって、影響しあうの。2014/07/25
cdttdc
0
まるで絵本のような一冊。会う人全てが聖人だと思って人に接すると、幸せになれます、これは難しい。2014/07/20