内容説明
旧体制を独特かつ画期的な政策によって次々に打破していく信長。近隣の戦国大名を次々と呑み込み、いよいよ天下に覇を唱え始める。圧倒的な権勢で他の追随を許さぬ信長軍団だったが、旧体制の象徴とも言える将軍・足利義昭だけは信長打倒への執念を依然として燃やし続けていた。義昭の陰謀、信長軍団内の不信と確執…破滅への足音が近づきつつあった。様々な思惑が交錯する中、ついに本能寺の変が勃発する!信長の滅亡は歴史の必然だったのか?何が光秀を「本能寺の変」へと踏み切らせたのか?秀吉が「中国大返し」を成し遂げられた真相とは?今、歴史の謎に光が照らされる!新知見を携え、革新的な人物像で戦国の英雄たちを描き出す著者初の歴史大河長篇。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都出身、現在は軽井沢に在住。1980年『死者の木霊』を自費出版し、作家としてデビュー。1982年に浅見光彦がはじめて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、全国を旅して日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている。2008年3月、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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