感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャル
6
聖戦士の戦いはさらに苛烈を極めていく。一方で女王リンレイ・メラディとの間にある様々な感情は、戦いの中で変化し、ついに結ばれることとなる。聖戦士としてふさわしい力、意思を磨いていく迫水だが、そこに立ちふさがるのは、これまでよりもさらに手強いガダバの軍であり、因縁のミン・シャオそしてその怪であった。個人の戦いと同時に、部下を持つ身となったことで迫水自身が背負うものが変わり、様々な物が見えつつあるのも印象的なところである。それでもまだ、指揮官であってトップではない。この先どうなっていくだろうか。2017/05/31
santana01
3
ようやく聖戦士としての自らの存在を受け入れ始めた迫水真次郎がリンレイ・メラディと結ばれるという前半の山場になるシーンだと思うのだが、相変わらず物語は遅々として進まず、作者の饒舌過ぎる文体が邪魔をして感情移入できない。というより物語としての文体が崩壊しているといった方が正しい。ただ救いは「あとがき」に作者自らにそのことの自覚が少しはあるようで次巻以降の変化に期待するしかないか。2015/07/11
ツカモトカネユキ
2
第2巻から続き。女王を助け、まさに英雄譚の王道の進み方で物語が展開します。ここでも端々に第二次大戦下の状況及び」旧日本軍に対する作者の想いが主役を通じて語られます。また、合わせて逡巡しながら主役が勇者として、人として成長していく様が描かれます。戦いとしては序章ですが、スタートからの宿敵と区切りをつけ、今後の方向性が固まるという最初の山場を迎えます。ダンバインの世界観をオーラバトラーなしの泥臭い展開で引き続き次巻へ向かいます。2020/11/04
雪待
0
異世界物が全盛期の今日。男や女としての自分を省みるというキャラクタ性は、きっともうないのだろうなあと。2017/10/14
kino
0
全6巻の折り返し地点。まだまだ謎は多い。2011/07/11