カドカワノベルズ<br> リーンの翼 〈1〉 - バイストン・ウェル物語より

カドカワノベルズ
リーンの翼 〈1〉 - バイストン・ウェル物語より

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047762015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャル

9
太平洋戦争末期、沖縄戦のさなか、特攻兵器から異世界バイストン・ウェルへと召喚された迫水真次郎の物語。その世界で迫水が見るのは、あの時代の狂気から放り出され全てを見失ったおのれの中身と、あまりにも価値観の異なる世界での出会いと、戦いの中、剣で人を殺すことになったことへの戸惑い。あらゆるものがリセットされたからこそ見えてくるものがドロドロとした中に描かれており、それまでの価値観の通用しない異世界だからこそ自分自身という存在への追及があり、その輪郭が見えてくるのが興味深い。2017/05/30

ツカモトカネユキ

3
1984年の作品。ダンバイン現役時代の自分にとって、昔を思い起こさせる展開。昔から、存在は知っていましたが手にとるまで30年以上過ぎてしまいました。舞台は、地上でいうところの戦争末期の1945年。戦闘機乗りが召喚されて物語は始まります。世界観は、おなじみですが、ダンバインを観直してから15年ほど経ちますので、おさらいも含めて解説される件は助かります。1984年を舞台にした本編との違いはあります。その部分がまた、前日譚として興味深くさせてくれます。地上人が戦闘に巻き込まれる流れにまかせて、次巻に続きます。2020/10/31

k16

2
20150227読了。 ダンバインサイドストーリーというかバイストンウェルパラレルストーリーなのか。 どうしてもダンバインキャラに置き換えて読んでしまう。 迫水→ショウ、アマルガン→ニー、ハロウ→シルキーみたいな。全然違うんだろうけど。2015/02/27

santana01

2
1983年のアニメ『聖戦士ダンバイン』のパラレルストーリ。一部改稿された新版も出ているが、アニメと同時に執筆されたという旧版をあえて選択。地上の海と陸の間に存在するというバイストン・ウェルという異世界が舞台の英雄ロマン。第二次世界大戦の特攻隊員だった迫水真次郎は死の寸前で異世界に突如として召喚されてしまう。そこでの秩序や常識などに戸惑う第一巻。まだ彼自身の生き方や方向性に何ら光明は見いだせていない。勇者アマルガンや謎の少女ゲリィとの旅は始まったばかり。粘着質で読みにくい富野節も含めて物語の世界観だろう。2015/04/20

けんじぃ

1
同じ著者の他の小説に比べるとテンポが速くて読みやすいように思える。人を殺すことに対しての主人公の葛藤の描写はやっぱり上手い。2010/05/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/590168
  • ご注意事項

最近チェックした商品