内容説明
ルーズベルト米大統領は真珠湾攻撃を事前に知っていたか?―それは太平洋戦争最大の謎だ。知りつつも奇襲させたのなら日本は緒戦から巨大な戦略の罠に落ちたことになる。真実を解明するため歴史科学研究所の宇田川とテレビ・レポーターの香織は新開発のタイムスリップ装置に乗って、日本が対米開戦を決意した運命の日に降り立った。アメリカの諜報員を見張り、開戦日と攻撃日目標を察知し得たか否かを探るのだ。昭和16年12月帝国ホテルには諜略が渦巻いていた。特高、ゲシュタポ、蝶のように舞う謎の美女。遙か太平洋上で「新高山登レ」を入電した連合艦隊機動部隊は南進を開始した。歴史の暗部に迫る緊迫の戦略情報小説。
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- 和書
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