内容説明
身長2メートル60。体重は500キロに及ぶ。鋼鉄と合金によって造りあげられた超戦士、その名はブルー。銀河政府が生んだ最強の戦闘用マシン。辺境星区での苛烈な激戦のすえ部下全員を喪くし、彼は僅かな安息を求めクロノポリスへ降りたつ。「ブルー、あなたを探してた」忽然と現れたひとりの女。オリヴィア。天使の如く、王女の如く、七色を映す彼女の瞳に、ブルーは揺れた。曾て人間だった彼の心は何かを求めた。旅の始まりだった。恋。焦燥。喘ぎ。そして鋼鉄の接吻。永く遠い、常闇の孤独への旅。物語はいま、愛に彩られて宇宙へと向かう―。人気絶頂の著者が放つ書下しSFファンタジー、感動は数万光年の彼方へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
6
1987(昭和62)年発行、角川書店のカドカワノベルズ。『「この世で一番激しい恋」の物語』とのこと。実際ラストは激しい恋ゆえに相手に殺されるようにもっていくという、どこかにあるかもしれないパターンになった。とはいえ、そこに至るまでの持って行き方は感動的。ただ、中盤まではたどたどしいというか、不必要とは決して思わなかったのだが、なんとなく気に入らない部分があった。2022/01/12
キーツ(Nob Arakawa)
6
ようやくブクオフで入手して再読。思い出補正がかなり強いのは自覚しつつもやっぱ壮大なラブロマええわぁ・・・。( ・∀・)イイ!! 非常に出来が良いキャラと世界観だっただけに続編が描かれなかったのは返す返すも残念だが1巻のみだったからこそ想いが強く残った作品であるとも言えるわけで。グイン&魔界水滸伝も読みなおしてみるかねぇ。グインは書庫から引っ張り出すのが超大変だがwwwww2016/07/24
キーツ(Nob Arakawa)
3
結局続編は書かれずに栗本先生が逝ってしまわれたすげー好きだった作品。 スペオペ&ラブロマとでも言う感じで栗本作品としては珍しい一本だった。 ソルジャー・ブルー&オリビア・ハートによる「銀河系でいちばん強い戦士」と「銀河系でいちばん美しい女」との「この世でいちばん激しい恋」を主題とした作品。青春の思い出だなぁ。
おどやまおどす
0
1996