出版社内容情報
吸血鬼の七姉妹が覇権をめぐり殺しあう悪夢の世界・ルシルスタ。
鍵を握るは「魔獣の数式」――。
それは所有者のゆがんだ認識を現実に実体化させる、世界の法則を破壊する概念兵器。
姉妹でもっとも力なき末子、シオンは、
人狼ヴェスカチーノ伯爵の数式奪取の任務のさい
奇妙な少女、まろまと出会う。
まろまは自称「人間」だそうだが、
ゾンビやフランケンシュタインの要素を兼ね備えたキメラなのであった。
この不可思議な出会いが悪夢の世界の終わりの始まりとなる――。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うさ
3
化け物たちの街で繰り広げられる吸血鬼姉妹の闘争と、それに巻き込まれた人間と主張する化け物?少女の物語。姉妹たちは、バラバラになった母親の体を求めている様だが、物語の主軸は魔獣の数式となっているため、それを集める理由がハッキリしていない点は、おやっ?とはなった。しかし、物語は、とてもコミカルに生き生きとキャラがワイガヤ動くので、とても魅力的。特にテアトルのフェリシアは非常にいいキャラだった。2026/03/28
急性人間病
2
冒頭に母親の肢体として提示されたはずの争奪対象が話題にすら上がらないまま“魔獣の数列”なる異能装置に挿げ替わり、と思えば宝物・武力としてのそれの(幾原邦彦的劇空間における)争奪戦さえ、片目とヘルメットをお互いに賭けた大食い競争に挿げ替わるという、この争奪戦の漸進的横滑りを無自覚に仕掛け続けるのは“まろま”の、“現実的な論理を持たないままの曖昧な”愚鈍さに他ならない。そしてその愚鈍さが、目的論的な(それ故常に膠着と隣合わせな)シオンの“スタイリッシュ”さを間断なくズラし更新してゆく。荒唐無稽はこう使う。2026/05/22
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
2
こかむも式血界戦線って感じだな!可愛いしデザインも良くて素敵。ギャグも面白い。 「おかしいーーーー!!シオン スニーキング・ミッションにオシャレしてきてる!!」「何!!」のところめちゃくちゃ好き。 今のところかなりハジケてて次も楽しみ。2026/02/14
funa1g
2
クロシオカレントもそうだけど、サブカルの記憶のアマルガムといった感じで個人的には大変嬉しい作品。運命構図も綾波救出構図もワザとだろうし、スタァライトもはじまるし、キメキメの構図でバシバシやっていってほしい。背景がフロムとかSCPがあるのも文脈って感じがする2026/02/08
あらい/にったのひと
2
相変わらず動きの描き方が秀逸。前作のクロシオカレントに比べると背景説明が細かいので分かりやすいが、それ故に普通っぽさが出てしまっているかもなので、このへんは良し悪しあるかも。ストーリーも王道に沿わせている感じがあるので、むしろ作者が王道をどう描いていくかに興味があるという点でファンアイテムな気もしますね。2026/01/19




