出版社内容情報
それはとてつもなく強烈な一目惚れだった。
リングにチョーカー、黒い爪、耳には無数のピアス──
売れないバンド666DOPESの破天荒なベーシスト・茜。
彼に惚れて付き合っているギターボーカル・柊生。
自傷を繰り返し、痛いセックスを求めてくる茜に
戸惑いながらも世話を焼く柊生は、茜の心を知りたいと願っていた。
けれど、いつも煙に巻かれるのでつい口を滑らせる。
「心配させたいだけならもうやめてくれよ」
それを聞いて茜は寂しそうに笑った。
「俺のことそういう風に見えてんだな」
好きなほど互いを傷つけてしまう柊生と茜。
タナトスとエロスの間でふたりぼっちの愛をかき鳴らす
セックス、ラブ&ロックンロール!
【目次】