出版社内容情報
山々に囲まれた田舎町・戎ヶ丘。寂れゆく町で、学生の深水雛子は行き場のない思いを抱えていた。その日の朝、雛子は行きつけの駄菓子屋で同級生たちと合流し、他愛ない話に興じていた。閉塞感はあるもののそれはいつもの日常のはずだった。その化け物が現れるまでは――。大人気サイコロジカルホラー、日本を舞台にした待望の最新作を完全ノベライズ!
【目次】
内容説明
山々に囲まれた田舎町・戎ヶ丘。寂れゆく町で、学生の深水雛子は行き場のない思いを抱えていた。その日の朝、雛子は父親と口論になり、母の制止も聞かずに外に飛び出した。いつもは薄い霧と朝の喧噪に包まれた町からは何故か一切の音が消えていた。奇妙に思いつつも行きつけの駄菓子屋で同級生たちと合流し、他愛ない話に興じる。閉塞感はあるものの、それはいつもの日常のはずだった。その化け物が現れるまでは―。大人気サイコロジカルホラー、日本を舞台にした待望の最新作を完全ノベライズ!
著者等紹介
黒史郎[クロシロウ]
2006年「夜は一緒に散歩しよ」で第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のりすけ
38
『サイレントヒル』は生理的に厭になるナイスゲーム。もちろんゲームは全部してきたし映画も2作とも鑑賞。黒史郎さんも好き。故に迷わず読んだ。ただノベライズを読んで「買わなくてもいいかな~」と思ってしまった。女性の生き方がテーマ。サクサク読めるのでそこは善き。マルチエンディングだから、こういう作りになっても仕方ないか。黒さんの苦労が偲ばれる。2026/01/23
いちろく
26
1960年代の架空の田舎町が霧に包まれた奇妙な世界へと変貌していくサイコホラー。昨年、中の人ご本人(誤字にあらず)による実況配信を偶然見かける機会があり、全てを集中して観ることは無かったけれど全編画面で流したほど続きが気になった作品。元々は観て感じる前提の作品だからこそ、文字で表現するには制限がある。それを踏まえても、よくノベライズ化出来ているな、と。この作品の怖さは原作ありきな部分もあるので、この本単体を勧めづらいもどかしさがあるのも本音。日本一鉄パイプが似合う女子高生が活躍する作品です(嘘ではない)。2026/08/02
イトノコ
24
1960年代。寂れた町、戎ヶ丘に住む高校生、深水雛子は両親との関係や世間の男女をめぐる空気に違和感を感じていた。ある日町が霧に包まれ、その中から化け物が現れる。/人気ホラーゲームのノベライズ。私もゲームはプレイした上での読了だが、周回プレイやフレーバーテキストを前提としたストーリーの謎解きをうまく一冊にまとめたな、と言う感じ。原作の雰囲気も壊さず、特に闇の社殿での処刑シーンや儀式の描写は手に汗握る。それでも最終盤の展開は唐突な感が否めないかも。一周目エンドで終わらせた方がホラー小説としては良いのかも?2026/06/21
紫陽花と雨
22
YouTubeのゲーム動画で知った「サイレントヒルf」セーラー服と鉄パイプで異形の怪物たちをボッコボコにする雛子さんに惚れました。ゲームはやってみたいけれど難しそうなので、ノベライズで世界に浸ります。盟友・鉄パイプを手に入れるシーンや、個人的に大好きな「帰りな…今日は閉店だよ…」の台詞もしっかり出てきます。儀式の顔剥ぎシーンは文章で読むと映像と違うゾワゾワ感があります。そしてノベライズだと、どのエンディングになるのかなと思ったらなるほど…。女性としての生き方も考えさせられる作品でした。2026/01/19
assam2005
18
「サイレントヒル」というゲーム名は知っていたけど内容は全く知らず、こちらを読んでみました。多岐にわたるエンディングの中の一つでしょうが、こんな話だったのか…。少女が成長し、自我が芽生え、親の敷いたレールに違和感を覚える。閉塞感漂う小さな町の中、昭和感たっぷりの世界観。子どもの頃の無自覚な残虐さと嫉妬と妬みを具現化させたらこんな感じか。女性の生き方をテーマとしていたのでしょうが…女性はどこまでも男性の所有物と言われているようで、しんどかった。今の若者にコレは受け入れられるのか?2026/01/29




