右園死児報告 久

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右園死児報告 久

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047384699
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

令和■年、発見された一連の有害情報群。
編纂者は不明。
本情報群は、「右園死児報告」を補完する性質を持ち、
その構成は、怪文書、または報告書から散逸した断片的文書によって成り立っている。
この記録群は、ヒト型右園死児「三田倉九」に関連している。
――「久」とは、「九」の同義文字。
すなわち、「永久」「無限」「天」「皇帝」……
尽きることなき概念を内包する。


【目次】

内容説明

令和■年、発見された一連の有害情報群。編纂者は不明。本情報群は、「右園死児報告」を補完する性質を持ち、その構成は、怪文書、または報告書から散逸した断片的文書によって成り立っている。この記録群は、ヒト型右園死児「三田倉九」に関連している。―「久」とは、「九」の同義文字。すなわち、「永久」「無限」「天」「皇帝」…尽きることなき概念を内包する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

72
「右園死児報告」の前日譚。怪異の報告や個人の手記からなる文書は右園死児の秘密を探り、戦い続けた内務省の安堂忠正と後継者の三田倉九の凄絶な記録。令和になって発見されたこの文書は果たして本物なのか?右園死児とは?その猿を殺した者は黒い血を吐いて死ぬうつろ猿、降りようとした者が命を落とす餓鬼ノ井戸、全て「右園死児」や「う俗のみや」の刻印が絡む有害案件。そして関わった人々も怪物化して…。要所要所が手記で考察される分、前作よりもわかりやすい構成。記録者のやるせなさや葛藤が報告書から読み取れ、内容も想像しやすかった。2025/10/26

眠る山猫屋

67
前作より飛躍的に良い!報告書の羅列は変わらないが、今回は前日譚的な様相。維新後の廃仏毀釈を任じられていた上司と部下。部下の名は三田倉九、そう、前作で鯨の腹から右園死児化して見つかったあの男。日本を異界化する“右園死児”と遭遇し調査を行う過程で上司を失った彼は、否応なく最前線に立たされる事に。あざとく小狡く冷酷な男が孤独に破滅に立ち向かう物語。利害関係で集めた仲間たちと勝ち目の無い戦いに明け暮れる三田倉の心境の変化が苦しくも切ない。伏線の回収も見事だったし、前作の登場人物たちとの再会も善き。(→続)2025/07/26

HANA

61
右園死児報告前日譚。前作に登場した「三田倉九」と彼を取り巻く様々な人物、現象を描いたものとなっている。ただ前作は登場する様々なSCPっぽい現象が中心となっていて登場人物はそれを彩る背景っぽい要素が強く、初めは三田倉九って誰だっけ?と思いながら読む。ただ今回は群像劇ではなく彼一人を主人公なため、人間関係は掴みやすいかな。前作同様ほとんどが救われぬ末路を辿るけど。で前作で面白かった報告なんだけど、本作でもその猛威を振るっていて大変読まされる。後半になってストーリー重視になると出なくなるのも前作通りだけど…。2026/10/02

sin

50
前作では、前半部分が“右園死児”と云うワードとそれに関連した怪異の特異性に何やら神秘的な雰囲気を感じて興味深かったが締め括りが残念だった。今作はそれ以前の時代が描かれるので、もっと混沌とした事象に振り回されながらも“右園死児”に迫っていくものと思っていたら“右園死児”在りきで話が進むので、なんだか肩透かしだ。しかも、早い段階で何もかもが“右園死児”関連で纏められていて、本邦の怪異は何でもかんでも“右園死児”なのかと呆れてしまう。九の人間ドラマに堕ちてしまい、最後の方は感傷的でメロドラマの様でいただけない。2026/05/20

のりすけ

39
前作を読んでからの方が絶対面白いし、出来れば続けて記憶の残ってる間に読まれるが吉かと。ババァになるとのぅ、読んだしりから記憶が消えるんじゃよ…。哀しいのぅ…。小説ではない形式の小説。前作の登場人物・三田倉九の物語。賛否別れるだろうけど(あ、でも前作読んでない人は最初から手に取らないか…)私は好きです。面白くて一気読みしちゃった。2025/09/27

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