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出版社内容情報
街の小さな古本屋「十月堂」にて。ある日店主は、初めて店を訪れた客にこう問われた。
「読まなきゃ死ねないってぐらい、面白い本を教えて下さい」
”オススメの本”――それは、すべての本好きが対峙する永遠の未解決問題!
十月堂のチョイス、そしてお客さんの真意とは?
古本屋「十月堂」を舞台に、さまざまな愛書家たちの人生の機微を描く短編連作シリーズ。
第1巻が発売するやいなや話題を席捲した作品が、待望の第2巻発売です。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼寝ねこ
175
『本なら売るほど』の最新巻。今作も本に関わる人たちに心が和む。古い漫画好きの部長さんと性格が可愛い奥さん、エロ漫画家のお姉さん、質屋の娘さんと大切な本を質入れするお爺さん、老舗ホテルのボーイさん、みんなの個性がこの作品を見事に彩っている。あとがき漫画で作者自身が「今まで私が出会ってきたすべての本が少しずつ『本なら売るほど』を形作っています」と記している。きっと素敵な読書経験をされてきたのだろうと羨ましく感じた。作者も宿泊したという山の上ホテルは休館してしまったので泊まっておけば良かったと残念に思った。2025/04/27
馨
150
面白かったです。古本屋の裏話とかお客さんの心情とか何もかも全部好きな感じでした。大手の古本屋にも逆下見に行ったりするのが面白いです。私も古本屋に行きたくなりました。店主にこんな本あるか?って質問しながら選んでもらいたいです。2025/05/17
tamami
136
ネットの記事に、本日発売とあり、近くの書店をはしごする。といっても田舎故、車で1時間近く移動しての購入となった。地元書店では在庫がなく、某系列書店では十冊ほどが平台にあり、流通の不備を感じる。ともあれ、第1巻読了後の期待を裏切らない内容で、大いに楽しませてもらった。「鞄の中に買った本がある。帰ったらこれを読もう 本棚のどこに置こう…」「一冊を選ぶってことは 他の何万何千の本を諦めるってことでもある…」「すべての本は歴戦のサバイバー」「人が本を動かすんじゃない 本が人を動かすんだ」。幾つもの名言との出会い。2025/04/15
あや
132
とある本屋さんにて購入。朝来店した時はなかったのに仕事帰りに再来店すると棚に並んでた! あまりに嬉しくて大切に抱えながらレジに向かった。 ゆっくり丁寧に読みたかったけどあっという間に読了。 やはりこの本好きだなぁ。 早くも次巻が楽しみ。 2025/04/14
ナミのママ
101
2巻目も良かった!店主のぶれない姿勢も好きだし、登場する客がツボ、取り上げられる本も魅力的。1巻目を再読してから一気に読んでしまった。第9話で大型書店の新刊売り場で呆然とする場面が一番好き。同じことを思った事があった。コミックは読んだら忘れる事が多いが、こんなに余韻が残る作品は私にはまれ。手元に残しておきたい。2025/04/14