入居者全滅事故物件

春海水亭【著】/安藤 賢司【イラスト】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 368p／高さ 19cm
• 商品コード 9784047382220
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

『私、ストロング・ザ・メリーさん……』
深夜二時に東城明子のスマートフォンにかかってきたのは、都市伝説怪談めいた内容だった。
だが、ストロング・ザ・メリーさん……!?
何かがおかしい……。
「その……イタズラですか……？」
『貴様を殺す』
!!

そして再び震えたスマートフォンからは
『私……ビッグ・ザ・メリーさん……』
!?

連続する怪異に慄く明子にしかし、希望の声が聞こえてきたのもその後すぐであった。
『俺は俵さん、今アンタを助けに行くよ』

間一髪、『バケモン共をしばいて回っている男』俵耕太に助けられた明子だったが、俵の口からは再び耳を疑うような言葉が発された。

「非道建築タワーマンションのバケモンがアンタを狙っている」


常軌を逸した最強最悪の事故物件との、壮絶な戦いが始まった──




Web小説サイト『カクヨム』連載時から全編にわたり大幅改稿し、新規書き下ろしを含め加筆した決定版！

内容説明

『私、ストロング・ザ・メリーさん…』深夜二時に東城明子のスマートフォンにかかってきたのは、都市伝説怪談めいた内容だった。だが、ストロング・ザ・メリーさん…！？何かがおかしい…。「その…イタズラですか…？」『貴様を殺す』！！そして再び震えたスマートフォンからは『私…ビッグ・ザ・メリーさん…』！？連続する怪異に慄く明子にしかし、希望の声が聞こえてきたのもその後すぐであった。『俺は俵さん、今アンタを助けに行くよ』間一髪、『バケモン共をしばいて回っている男』俵耕太に助けられた明子だったが、俵の口からは再び耳を疑うような言葉が発された。「非道建築タワーマンションのバケモンがアンタを狙っている」常軌を逸した最強最悪の事故物件との、壮絶な戦いが始まった―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[わたー]

★★☆☆☆Not for me.導入こそ目を見張るものがあったが、インパクトのある言葉をただ並べただけのように思えてしまった。不定期更新のWEB連載で書き散らすのならばいいのかもしれないが、単行本になってまとめて一気に読むには脂っぽすぎて、2章目以降は胃もたれしてしまった。

2025/03/30

[すーたろう]

両親を事故物件で亡くした女性のもとに、ある日メリーさんから電話がかかってくる。しかもただのメリーさんではない。ストロング・ザ・メリーさんである。日本最強の除霊師により何とかこれを撃退するも、事故物件一級建築士の暗躍によりさらなる血を求めて両親のタワマンがロボに変形し動き始め、ついに話は月にまで広がっていく。エンタメに振り切って設定と展開とパワーワードで駆け抜けていった印象。B級サメ映画を見終えたような読後感。くだらないがそれがいい、ツッコミながら読むタイプの作品。

2025/04/10

[HiMAT]

入居者を殺しに来る事故物件と戦う、SFアクション不動産ホラーなるジャンルの作品。バカバカしさとパワーワードのオンパレード。ただ話を続け、物語という体裁を保っていくために段々と独自性が薄れていく様な気がせんでもない。もっとバカでいいのに。

2025/05/04

[ボンタンパンチ]

怪異に狙われた女と、怪異を倒す男と、そして極悪非道の事故物件が織り成すホラーアクション。ホラーに見せかけたギャグ…と見せかけて登場人物たちの感情の機微が意外にもよく描けている。こんな妙ちきりんなタイトルと設定でこんなにも熱い物語が生み出されるとは思わなかった。君もタワ泣きしろ！

2025/05/04

[chuji]

久喜市立中央図書館の本。2025年3月初版。カクヨム連載作品に加筆・修正したもの。帯に『敷金礼金家賃不要！葬式代のみ自己負担！驚愕のSFアクション不動産ホラーここに開幕！』とあり、どんなものかと百頁まで読んだが、あまりの内容の無さに途中で止めました。

2025/04/28