出版社内容情報
南部戦線での快進撃により、オースティン軍はサバト軍を国境のタール川の向こうへと撤退させる。しかし大雪によって戦線は膠着、川を挟んでの長い睨み合いが続いていた。そんな中南部軍に合流したトウリは若き天才参謀ベルン・ヴァロウと出会う。彼の異様な雰囲気に恐怖を覚えるトウリだったが、ベルンは逆にトウリを気に入り、とある任務を依頼してくる。それは捕虜の女性レミの話し相手になってほしいというものだった。不信感を抱きながらも、レミが平和を願っていることを知り心を通わせるトウリ。だがそれはベルンが画策する「サバト崩し」のための布石に過ぎなかった――。
内容説明
南部戦線での快進撃により、オースティン軍はサバト軍を国境のタール川の向こうへと撤退させる。しかし大雪によって戦線は膠着、川を挟んでの長い睨み合いが続いていた。そんな中南部軍に合流したトウリは若き天才参謀ベルン・ヴァロウと出会う。彼の異様な雰囲気に恐怖を覚えるトウリだったが、ベルンは逆にトウリを気に入り、とある任務を依頼してくる。それは捕虜の女性レミの話し相手になってほしいというものだった。不信感を抱きながらも、レミが平和を願っていることを知り心を通わせるトウリ。だがそれはベルンが画策する「サバト崩し」のための布石に過ぎなかった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
南部戦線での快進撃により、サバト軍を国境のタール川の向こうへと撤退させたオースティン軍。一方、トウリ《過去》とセドル《現在》二つの運命がついに交錯する第4弾。出会った若き天才参謀ベルンの異様な雰囲気に恐怖を覚えるトウリが託された任務。ベルンが画策するサバト崩しから、予期せぬ事態が重なった末に陥ったトウリたちの窮地。英断が厳しい状況を変えることはあっても、誰しも対応できる限界はあって、ここでFPSの知識が活きるとは思いませんでしたけど、この結末は来るものがありますよ…現在のこの終わり方は気になるところです。2024/12/03
ささきち
14
ここにきて言いたくなってしまったので言いますね?…この作品TS要素必要だったのかなぁー!自分の中のTSの良さは良くも悪くも恋愛要素を省いて他の部分に力を入れられるってところなんですわ、恋愛も0ではなく女性だからこそのお色気シーンも出せるからお得やん?な属性だと思うわけよ。だけどさー今回のトウリとロドリーの2人を見ちゃうとTS要素が死ぬほど邪魔!あえて良いところとして見るなら男の意識がありながらもこうなるほど世界に馴染んだというか変化したのがわかりやすいなとは思うったけど…尊いはずのシーンに雑味を感じられて2025/01/28
夜市よい
5
☆4 作者がこのシリーズで最も読んでほしいと語るシーンが遂に到来した第4巻。Web初読時の驚きこそないが芸術的とすら感じる展開が素晴らしい。 そして書き下ろしのセドル君側の展開も謎が謎を呼ぶ展開に期待が止まらず一体あの少女は何者なのか…2025/01/13
史
3
誰かの救いになれたのかな。2025/01/27
osiripenpen0
2
うんすごいね。圧倒されたね。泣いたね。救いのない戦場描写も一巡した感があるので現代編が話をだれさせずに引き込んでく。そしてこれがクライマックスで終わりになるわけじゃないのか。続きが気になる。2025/01/20
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- 和書
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