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出版社内容情報
男子学生の春雄は毎晩のように寮を抜け出している。
「白い鬼を待っている」という彼の言葉の意味とは?
そして近所の橋に現れた幽霊の正体とは。
探偵助手の少年・真が、小説家の藤と共に真相を探る。
大正末期のアパートを舞台に描かれる奇縁の物語、第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミキ
16
彗星の話と、詩の話が良かった。2025/04/15
にぃと
9
相変わらず空気感がよい。 個人的には「ランデ・ヴウ」が実にしっとりとした雰囲気があって、こういうのを文学的、というのかもしれない。「夜もなごり」では真くんの変化、成長っぽいのが感じられて、こうやって他の入居者から影響を受けて変わっていくのが、彼もアパートの住人で物語の登場人物なんだと思わせられる。今後のエピソードも気になるし次巻も楽しめだ。2025/05/31
hiro6636
6
「今日の私だけ覚えていてね」 古い映画の一日だけの恋のような話で好きです。2025/05/05
へへろ~本舗
5
大正浪漫の世界にどっぷりと浸かった。2025/04/28
ooooo0000ooo
3
大正もの。あるアパートの住人たちが執着している事柄の話が描かれる。相変わらず人物ごとの煮詰まった澱みを感じられるのがいい。黒色が印象的な漫画だが、その黒も何色もあるように思える。 お話は奇妙な3人の同性関係が描かれる「花に嵐」が好みだった。一人は水面に出られたが、一人は逆に沈んでいくようなラストシーンが良い。 形見分けで得た本に書かれていた文章から彗星を探す「夜もなごり」の雰囲気も好み。ある種の呪いのようなものを真っ当に引き継がれることになったが、やはりそれも受け入れるのだろうかなどと思った。2025/05/30