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出版社内容情報
舞台は1937年 朝鮮・京城。
行方知れずになった民俗学者が残した、
「黒衣の巫女」という禁忌の存在に関する記述。
偶然それを目にした怪奇作家・巖谷鏡水(いわや・きょうすい)は
小説の題材にすべく、朝鮮・京城を訪れる。
何かに導かれるように黒衣の巫女・崔月子(チェ・ウォルジャ)に
出会い行動を共にする巖谷。
だがそれは、凄絶な旅の始まりだった――。
連載時から韓国で話題沸騰! 異例の日韓同時発売が決定。
八咫烏杯出身の気鋭 戸川四餡の初コミックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
9
本屋の新刊棚で第2巻と遭遇。吟味して1巻も買った。著者のSNSによると、インディーズバンド「四つ墓」としてアルバム出したのが先だそうな。なるほど、作詞の方から戦前昭和レトロモダンに近づいたのね▲頁を開く前には、高橋葉介でいうと『夢幻紳士 怪奇篇』なものを予想したが、「夢幻外伝」と「冒険活劇版」の中間くらいのムードであった(わりとスチャラカしてる)。2025/01/26
たけのこ
4
わーおもしろーい!すきー! 1937年の朝鮮を舞台に悪魔祓い?みたいなことをやる巫女さんと小説家のバディもの。ハルタだし、キャッチ―さには多少かけるものの、しっかりした設定にコミカルで魅力的なキャラ。そして目を引く魅せゴマを魅せれる強さ!推せる作品です。好きです。2024/10/02
Fumitaka
4
日本治下朝鮮半島における悪魔祓いの話。Pixivで絵は前から存じ上げていた。勝手にどんどん進んでいく主人公の巖谷先生がいいですね。多分ハルヒの語り手が代表例だと思うが「巻き込まれ型」の主人公にはうんざりしている。済州島が独自の文化を持っているというのは側聞したことがあるが一時期は独立国家だったことがあり流刑先に用いられたこともある(p. 150)のは知らなかった。第一話の扉絵(p. 3)や表紙とか、戸川先生の絵では斜線を用いるものよりも白と黒のコントラストを活かした絵の方が美しいので好き。2024/09/21
funa1g
4
1937年日本占領下の朝鮮を舞台にした退魔もの。ボンクラ作家と巫女の少女とベタな道具立てがとても良い。ギャグとシリアスの塩梅も好み。先も期待。2024/09/13
YS-56
3
好奇心は作家をどうする?月の光はどんなものか、気になる旅路です。2025/05/09