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出版社内容情報
25歳の若さで亡くなった異端の画家オーブリー・ビアズリー、その栄光と破滅の生涯を描いた第2巻。
『サロメ』の挿画で一躍有名となったビアズリーだったが、
オスカー・ワイルドの逮捕によって悪評がつき、『イエロー・ブック』から追い出され、仕事を失ってしまう。
そんなある日、姉・メーベルが新雑誌の仕事を持ってくる。
その新雑誌『サヴォイ』の立ち上げにより、パトロンがつき、新しい依頼も舞い込んできた。
順調に進んでいくビアズリーに対し、女優として伸び悩むメーベル。
その明暗がふたりの関係に変化をもたらすことに――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
8
ビアズレーの方法は、その描く線や、その飾るレースやアラべスクの、やや気障なまでの美しさによって、下品とはいかないまでも、やはり背徳的なものをしばしば高貴なものに変えることにあった。――「城の中のイギリス人」マンディアルグ(澁澤龍彦訳)白水社。 ところで前巻の退廃した空気感とは打って変わって、どうも人の営みというものを感じて、人間らしい感情のせめぎあいを見ることになるのだが、あまりにも素直な成り行き(素直とは言い難いが)が描かれることで、また趣の違った感動が押し寄せて来、ちゃんと涙に繋がるのである、これが 2024/05/11
がっちゃん
3
良かった。引き続き購読。2023/09/02
はっちん
2
耽美さに拍車のかかった2巻。2023/09/22
真霜
2
立ち上げたイエロー・ブックいう自由から離れることとなり、次の舞台でその悪魔的絵画の才能を発揮させるオーブリー。スミザーズという異端者と手を組み、その刺激性は再び輝くことに。今回はやりたいことに集中出来るようになったオーブリーの側を片時も離れずにいる姉・メーベルの存在と内面が光る巻でもありました。求める道筋に向かってゆく弟に反して、いまだ彷徨うしかない自分…そんな彼女の葛藤と熱狂が描かれた夢みる女が良かったです。それとオーブリーにとっての心のわだかまりが溶け、純粋な美の行く先が示された髪盗みも印象的でした。2023/09/03
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