出版社内容情報
『熱帯魚は雪に焦がれる』の萩埜まことが
コミック誌「青騎士」で発表した5つの短編作品を収録。
遥か未来、遥か宇宙を旅する一体のアンドロイド。
彼の目的は「ゴースト」を探すこと。
かつて地球と呼ばれた惑星で高度な文明を築いていた
とある生命体の「ゴースト」を。
――『どこかの星のふたり』
そのほか以下4篇を収録。
『窓辺のリノア』
『波よりもおだやかで、雲よりも速く』
『髪結いの娘』
『神様ごっこ』
落ちぶれた小説家、自転車通学する高校生、
新人美容師、寺の小坊主、少年の姿をしたアンドロイド。
彼らに訪れた小さな出会いとは――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へ~ジック
2
短編集。どれもがさわやかさを感じる逸品だった。2023/09/26
半熟タマゴ@コミック
2
落ちぶれた小説化と自由な少女、寺の小坊主とくたびれた男など、ふとした出会いで生まれる温かな5つの物語。どの話も優しい気持ちになれる短編集でした。新人美容師の復讐の話が特に良かったですね。 2022/12/29
Yamineiko
1
作家買い。5つの短編が収録されています。 登場する舞台は日本だったり海外だったり宇宙だったり、バラエティ豊かで良かった。 『窓辺のリノア』は宿に泊まった作家の男とその部屋の窓辺に訪れる少女との不思議な交流の話。着想を得たという『第七天国』という映画も観てみたくなった。 『波よりもおだやかで、雲よりも速く』は家が近所で一緒に自転車通学していた男女の青春物語。 『髪結いの娘』は新人の美容師の男子と初めて美容室を訪れた少女の話。その後が気になる話だった。2024/07/25
こすけ
0
読み終わっての今更だけど、これ全部青騎士作品だったのね。 でも、編集はマオウなのか。「熱帯魚は雪に焦がれる」より前の作品もあるのかなと思っていたけど、掲載時期から判断すると後なのかな?2023/01/06