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出版社内容情報
男子にだって負けないという強烈なプライドに振り回される天才ピッチャー草吹恵と、ひたむきにボールを追う好守のスラッガー結城愛。神北高校女子硬式野球部の一年生ふたりは、仲間たちとともに、灼熱の全国大会に挑む。
女子野球の聖地で、心も体も傷だらけになりながら、一瞬で永遠の夏を、ただひたすらに、闘う。
『銃座のウルナ』(第21回文化庁メディア芸術祭優秀賞)など際立つ世界を描き出し、漫画読みから熱い注目を集める伊図透が、全力投球で放つ、“彼女たち”の野球ドラマ、魂が震える第2巻。
※“(go for) all the marbles”は「いちかばちかやってみる」「すべてを懸ける」の意。
月刊コミックビーム連載『全速力の。』改題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
振りかぶって、投げる。伊図透は、その所作にこだわる。振りかぶって、投げる。躍動と、そして美しさがそこには存在する。第2巻の読みどころは、サイレントで描かれる準決勝の最終回だろう。伊図透の才能が炸裂した場面だ。しかし、最も伊図らしさを覚えるのは、32ページの最後のコマ、草吹が窓の額縁に座った際に「ギィッ」と鳴る、そんなさりげないひとコマだったりする。ここで「ギィッ」と鳴らすか鳴らさないかでは、印象が大きく変わるのだ。この小さなこだわりこそが、伊図透の漫画なのだと実感する。2022/08/15
Ex libris 毒餃子
9
セリフなしのぶっ通し回のスピード感がたまらない。早く次の巻を読みたい。2022/07/30
もだんたいむす
6
画面の美しさに感嘆する。天才少女は精神的に幼い感じだけど、大人びた先輩が導く感じが良い2022/08/13
santiago
1
「この夏が教えてくれた ボールの白さはただの白じゃないし 芝の緑や空の青も どれも野球の色なんだって」2023/05/27