出版社内容情報
破竹の勢いで手柄を立てる茉莉花が、嫉妬という名の“やっかいごと”に巻き込まれないよう珀陽が次に出した課題は――山に囲まれたバシュルク国への潜入捜査!!
その首都は難攻不落な要塞都市として知られており、どんな間諜でも手に入れられなかった機密情報を掴むという任務を与えられた茉莉花は、傭兵学校に生徒として潜り込むことになるが!?
内容説明
破竹の勢いで手柄を立てて茉莉花が、嫉妬という名の“やっかいごと”に巻き込まれないよう珀陽が次に出した課題は―山に囲まれたバシュルク国への潜入捜査!!その首都は難攻不落な要塞都市として知られておりどんな間諜でも手に入れられなかった機密情報を掴むという任務を与えられた茉莉花は、傭兵学校に生徒として潜り込むことになるが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
破竹の勢いで手柄を立てる茉莉花が、嫉妬という名のやっかいごとに巻き込まれないよう珀陽が次に出した課題。山に囲まれたバシュルク国への潜入捜査を命じられる第十一弾。首都は難攻不落な要塞都市として知られ、どんな間諜でも手に入れられなかった機密情報を掴むという任務を与えられた茉莉花。単独で潜入した傭兵学校に生徒として潜り込んだ彼女が監視を付けられ、目立たたないよう配慮してもめきめきと頭角を現してしまい、その異質ぶりが際立ってしまうあたり仕方ないのかなとも感じましたけど、危機的状況をどう乗り切るのか続巻に期待です。2021/12/20
すがはら
29
茉莉花、恐ろしい娘。一応確認しますが、傭兵部隊の雇主って期限あるよね?茉莉花みたいな人が職場にいたら頼もしいけど、こんな大臣の下で役人をやりたいかと言われたら遠慮したいかも。国家の危機とかなら別だけど平常時にはねー。しかし、赤奏国の夫妻の話とすぐにリンクさせてきましたか。わらべ歌の収集と歌集の編纂とか言ったら年単位の事業だと思うんだけどなぁ。届くの早すぎ。でも珀陽と暁月の自慢合戦は面白いからいいけんだけど。次は何が来るかな。2021/12/05
mariann
27
最近の茉莉花シリーズでは一番楽しく読了。相変わらず…というか皇帝珀陽のえげつなさには益々磨きがかかってる気がする。2人は一体何処を目指しているのか。今回はその珀陽の命でバシュルク国へ間諜として潜入することがお題。今まで内部への潜入には成功例がないが、もちろん茉莉花はやってのけちゃいます。それにしてもここへ来ていつかの「茉莉花の年齢は30代」。これが生きてくるとは(笑)大変なところで終わったけど珀陽、大いに焦って後悔すればよろし。2022/12/13
はなりん
25
バシュルク国編。絶対に失敗する任務として間諜てしてバシュルク国の傭兵学校へ潜入する茉莉花。傭兵学校で出会ったイルとアシナに監視されながらも新たな関係を築いていく。そこへムラッカ国が攻めてきて。という所で続く。茉莉花の能力が本当に気持ち悪いぐらい天才的になってきた。ムラッカ国を追い出し、バシュルク国に恩を売れるか。次巻が楽しみ。2022/03/13
dorimusi
21
バシュルク国編。1冊では終わらなかったので続くみたい。 ムラッカ国が毎回いいように敵役にされるね。 面白いし茉莉花の能力凄いなと思うけど、この見透かされるというか切り刻まれて丸裸にされる感じ、話したくないなぁと。。うーん……男性視点で読んじゃってるからだろうか? 2023/10/22