出版社内容情報
エルシーは、突然聖女候補として神殿に召し上げられる。数年後、聖女は他の令嬢に決まり、エルシーは仄かな想いを抱いている騎士、ブレイクに降嫁される。だがエルシーは彼に想い人がいることを知っていて……。
内容説明
薬屋のエルシーは、両親からは「忌み子」と疎まれ、前髪で顔を隠した不遇の日々を過ごしていた。そんなある日、突然聖女候補として神殿に召し上げられるが、そこでも他の貴族出身の聖女候補たちに虐められる。数年後、聖女は別の令嬢に決まり、エルシーは習わしとして降嫁させられることになる。彼女の夫として目の前に立ったのは、エルシーが仄かな想いを寄せていた彼女の守護騎士、ブレイクだった。だが、彼には他に想い人がいることを知っているエルシーは、『不幸の証』を持つ自分などふさわしくないと、期限がきたら離縁を申し出ようと心に決める。それなのに―なぜかブレイクはそのまま彼女を連れ帰り、急くように結婚の誓いを交わして強引にエルシーを抱く。その行為の果て、意識が遠のくエルシーが見たものは…。
感想・レビュー
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十六夜
8
聖女候補として神殿に召し上げられた平民出身のヒロイン。色違いの瞳のため両親に疎まれていたので、ほかの候補にいやがらせされても基本スルーで生きてきた。で、聖女が無事に決まり候補止まりになった彼女は守護騎士としてずっとついてくれていたヒーローのもとに降嫁することに。急展開ながらずっと憧れていた彼と結婚できて嬉しい一方、彼は王女に恋をしていると思っていたので罪悪感MAX。結局それは誤解で、獣人の血が入るヒーローは番であるヒロインしか見ていなかったというね。ヒロインもどんどん強くなるし溺愛ものでよかった。2021/07/04
ジェシカ
0
ムーンライトノベルズ2021/05/05