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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
24
上下巻。オープンゲイで人気者の向井君、ゲイであることを隠してるスクールカースト下位の主人公ら、クラスの3人のゲイの話。7/10点 ゲイだから、ノンケだから、みたいな人間のドロドロした内心を、みため可愛い絵柄で描く。性暴力の話とか、けっこうどろどろした話が多い。 個人的にあまりハマらず、ざっと読みになってしまった。…のだが、ちゃんと再読してみたら、このマンガ、結構すごい漫画なのかもしれない。 ゲイ・ノンケのわかりあえなさ、から次第に「人間のわかりあえなさ」に繋がり、人間の奥底はわからないが、(続2022/05/24
せの
6
性被害に遭った女性が男性を苦手に思うのは仕方ないよねって思うのに、性被害に遭った男性が同性愛者に嫌悪感を抱くのは差別だ!ってなるのは一方的で不憫だ。斎藤がすごくまっとうなバランス感覚を持っているのにそれゆえに自身が抱いた生理的嫌悪感を封じ込めて病んでいくのが、向井と斎藤の間においては二人のどちらともに瑕疵がないだけに悲しい。寺西と向井が仲良くなる展開になっていったのがこの漫画の面白いところだな〜 森谷がどんな大人になっていくのかが楽しみ。2021/07/26
有無(ari-nashi)
5
自分の正しさによる優越感に浸り、自分が隠している内面に気が付かない周囲を見下し、自分は他人を判定する側に立っているつもりの登場人物たちばかり。しかし様々な出来事によって、自分の誤りに気付いたり、隠していた内面をさらけ出したりし、いろいろな事が変化する激動の青春劇だった。特に向井くんはマイノリティなのにいけ好かないトップカーストという意表を突くキャラクターだったが、それで全て分かっているつもりになっていた。都合の良いキャラを押し付けていた点では、理想と違うインタビューにガッカリしたあの子たちと変わらない。2021/06/30
pugyu
3
クラスメイトに向井くんはゲイなのにすごい、と持ち上げられ、気にしてないように振舞っていても、本当は傷ついている。ホンネを話せるのはゲイの仲間だけ。2021/11/28
へへろ~本舗
3
BL漫画としての括りには入れなかった。マイノリティの人達に限らす人を理解するという事を改めて考えてみる。2021/03/14