内容説明
聖女の力を持つヒロインと対等な悪役となるべく、魔法のレベルアップに挑んだアリシアは15歳に。久しぶりに学園に行ってみると、王子をたぶらかしたとして注目の的に―私今、めちゃくちゃ悪女じゃない!?と喜んだのも束の間、その王子のデュークに「今度こそ我慢しない」と宣言され、距離を詰められ…悪女ってこういう時どうしたらいいの!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
22
片目を無くしおった!村に行くといつも相手をしてくれていた盲目な老人に自身の目を譲りおった!そして、後の巻の表紙のような眼帯のご令嬢が爆誕する。貴族令嬢なのに顔に眼帯。インパクトが凄まじい。2年ぶりに会った娘が突然眼帯をしていると知った父親は愕然。それでも使命を全うすると宣言する彼女に父親は折れる。何とも豪快な、、、2024/11/06
nishiyan
8
15歳になって、父公爵から課せられた試練を乗り越えてレベル90に達したアリシア。久しぶりにジルとともに赴いた学園は聖女リズ派一色であり、生徒会はデューク派とリズ派に分裂していて…という本巻。リズ陣営のグダグダっぷりに対して、アリシアの周りには優秀な人材が集まっていく展開は楽しい。ゲームの展開通りに学園内に狼が現れるなど、新たなフラグが立ったのは興味深い。デュークとジルのアリシアへの好感度は上がる一方で、その分、彼女の恋愛面での鈍感っぷりが際立った感じなのは面白かった。次巻はどうなるか。2024/10/13
うえはらちから
7
★★★★。Kindle Unlimited。このラノベ内容はまあいつものラノベではあるんだが、主人公の行動、セリフ、考え方からこうありたいと思うことが多々ある。案外、深い本かも。瀬かっくの美人に生まれたというのに恩人?のために自分の目を差し渡すなんてできないよな。作者もこの行動をさせるとは。とにかく歴史に残る悪女になる遠いうことを目標に掲げてど努力する。周りの目を気にしない。嫌われても構わない。これが聖女を導くというミッションの為とはいえ一度は死にかけてもいるのに。しかし王子よ。ロリコンだぞ。2025/05/14
元気伊勢子
7
リズの秘密が早く知りたくてたまらない。何か細工をしているんじゃないかと思うからだ。アリシアの崇拝者が、今回登場する。崇拝者も増えてこれからが楽しみである。2024/12/07
尚侍
6
とっても面白かった。読み始めた当初は二年の空白になにか意味があるのだろうかと思っていましたが、なるほどこうきたかという感じでした。ネタバレになるので彼女が何をしたのかは書けませんが、そういう理由であればあえて空白期間を作ったことは納得できますね。ただ、二年あったにもかかわらずリズとその取り巻きの関係性にあまり変化がなかった点はやや物足りなく感じられたので、主人公の悪女っぷりだけでなく、リズの側の描写ももう少し強化してほしいところです。2023/11/25