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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
20
ホラーからSFまでいろんな短編の詰め合わせ。あとがきに以前書いたネームに近年ペン入れとあってなるほどと思う、切ないキラキラが詰まっている。「流行り神プロトコル」が一番好き。2020/10/11
フキノトウ
17
オカルト味のある「白件」、「トウテツの子」に心を掴まれた。凄く好き。2021/04/07
緋莢
14
<この平凡な日常の何もかも別に大した理由なんてないんだよな…この瞬間までそう思っていたのだ>日常に飽き飽きしていた大友勝也は、ある日、空からホーキに乗った男と、鳥のような羽と脚を女の子が落ちてくるのを見かけ、保護する。2人が再び空へ飛び立つ際に、勝也は強引についていくが…表題作含む6編を収録した短編集。表題作はファンタジーっぽい感じですが、泥棒が作家の家に侵入し、その作品を読んでいくミステリー、高校生の男4人が死んでいるのが発見され、その頭髪が真っ白になっていたという ホラーと(続く2023/11/14
雷華
14
Twitterで偶然見つけて購入。白件が初だったためその印象が強いのですが、他の作品もほんのり寂しく悲しいも優しい話が多くて良かったです。他の著作も読んでみたいです。2020/09/16
新天地
9
やるせなさ空虚さを抱えた主人公が誰かの寂しさを抱えた優しさに包まれて救われる物語であり、なんだか自分も救われた。あなたが、わたしがそこにいること。それだけで生きるに足る理由になり意味になる。だから自分で自分を虚しくしなくて良い。自分から不幸にならなくて良い。ホラー系の「白件」ですらそう思えるものがある。一番好きな話は表題作で、陳腐な言葉になるがどんな日々でも尊いと感じた。またどの話も絶妙などんでん返しがありすぐに読み返したくなる。さらにその後も折に触れて読み返したくなる不思議な余韻と温かさもある。2020/10/05