出版社内容情報
暁月の理想の皇后になるべく日々がんばる莉杏だが、幼い身でできることは少ない。
それでも、暁月の深夜の外出の謎を探ったり、宛名のない手紙の落とし主を探したり、白楼国からやってきた聡明な女性文官・茉莉花と交流を重ねるうち、皇后としての役割を学んでいく。
そんな莉杏に、若手文官の海成から「内乱を止めるため人質になってほしい」とお願いされ……!?
内容説明
暁月の理想の皇后になるべくがんばる莉杏だが、幼い身でできることは少ない。それでも、暁月の深夜の外出の謎を探ったり、宛名のない手紙の落とし主を探したり、白楼国からやってきた聡明な女性文官・茉莉花と交流を重ねるうち、皇后としての役割を学んでいく。そんな莉杏に、若手文官の海成から「内乱を止めるため人質になってほしい」とお願いされ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
71
茉莉花官吏伝3〜4巻で茉莉花が遣わされた赤奏国編を、莉杏側から読むことができます。本編と刊行時期や順番は違うけどこれはぜひ同時に読みたい!細かいシーンの表裏が分かって楽しさ2倍です。でも本当、読み応えや雰囲気が全然違う。茉莉花の方は大人ピリピリした感じでそれはそれで楽しいけど、十三歳の皇后はほわんとした気持ちで、可愛いけれどぐんぐん自分らしく成長していく莉杏を見守るのが癒し。きちんと白楼国まで行けて偉い!!まだまだ距離が遠い珀陽と茉莉花より、莉杏が成長して暁月がデレる方が早そう。笑2021/03/01
よっち
46
暁月の理想の皇后になるべく日々出来ることをがんばる莉杏。白楼国からやってきた聡明な女性文官・茉莉花と出会った彼女が、交流を重ねるうち皇后としての役割を学んでいく第三弾。相変わらず内乱が続く人手不足の状況で、真っすぐで微笑ましい莉杏は今自分のできることを頑張っているなと感じましたけど、苦境にあったとしても自ら誘拐狂言に立候補はないですよね…(苦笑)とはいえそんな彼女の頑張る姿が周囲にいい影響を及ぼしていったり、何だかんだ言いながらも将来いい夫婦になりそうな暁月と莉杏のやりとりが読んでいて微笑ましかったです。2020/07/21
はなりん
31
シリーズ3巻。赤奏国の反乱を終結させるために、茉莉花が派遣されていた時の莉杏視点のお話。莉杏が幼すぎる気がするのですが、暁月との夫婦の会話ややり取りが好きです。暁月が段々絆され本音が出て来たのが、楽しい!どんどん成長する莉杏と暁月の変化がますます楽しみです。2023/04/01
日奈月 侑子
22
人質の件の裏舞台で死ぬほどテンション上がりました。本編の方から想像してた100倍くらい莉杏がスムーズに引き受けてるし、逆に暁月が滅茶苦茶ごねてるし。あのやり取りの場面は帰ってきた後の甘々なのも最高でした。 そして、台詞の端々に、本編を読んでるとくすっとしてしまうような内容が散りばめられてて楽しい。そうですね、普通に行き成り集団の中で一人の女官だけに声かけたらざわってなるし、嫌がらせ以外の何ものでもないと捉えますよね…ってなりました。暁月の方が感覚的には大分まとも…。海成にやり返されてる暁月に笑いました(笑2021/04/07
リディア
20
ますます可愛く賢くなっていく莉杏。『茉莉花』の方もだけど成長物語。いよいよ茉莉花もでてきて嬉しい。本編を読んで有り得ないと(私が)憤った誘拐事件だけど暁月の心情ご読めて良かったです。それにしても寝室での2人は読むのが楽しい。莉杏は幼く暁月はそっけないけど優しい。次巻が楽しみです。2020/08/13
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