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内容説明
「オレのためにゲームを作って欲しい」冴えないフリーゲーム制作者・荒木祐介にそう頼んできたのは、校内一の不良でとびきりの美少女・新城響!しかも彼女は、ネットで人気の清純派実況主“ステラ”でもあった。響は自分の実況のマンネリに気づき、それを打破するためオリジナルゲーム実況を考えていた。その制作者に祐介を抜擢してくれたのだ。こうして地味なゲーム少年と不良少女の秘密の関係が始まり―!?フリーゲーム制作×実況ラブコメ登場!!
著者等紹介
雪月花[セツゲッカ]
ラノベ作家。ラノベを書きつつゲームも作る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
冴えないフリーゲーム制作者の少年が、人気実況主の裏の顔を持つ学園一の不良少女にゲーム制作を依頼され、始まる物語。―――例え世界が残酷でも、それでも作りたい熱は譲れないから。 秘密の関係、その中で知る本当の素顔。そんなドキリとするラブコメをフリーゲーム制作の知識で味付けしたこの物語。この業界にいた事のある作者様だからこその現実感と悲壮感、そして創作の熱さに満ちた物語であり、和解熱量の迸るエネルギーに満ちた物語である。一つの創作を終え道は分かれどまた二人で歩きだすその先を見たい。 次巻もあるなら楽しみである。2019/09/01
リク@ぼっち党員
4
作者さんのフリゲ好きという気持ちが詰まった気持ちのよい作品だった。フリゲはしたことなかったけど、ちょっと興味出た。フリゲ製作者と実況者という異なる立場ながら、面白いゲームを知ってもらいたいという気持ちは共通。共同作業で支え合うところが良かった。利益が関係ないから出来ることがあるというのはわかる。ゲームに力を入れている分、ラブコメとしては情報不足感があった。続きが出れば過去の約束関連のイベントが増えると嬉しい。響は本性出したほうが可愛いぞ。2019/09/05
息子
2
商業と比較してのフリゲならではの楽しみがこれでもかと詰まってて読んでるこっちまでワクワクさせられる作品だった。ラブコメパートをやりつつそれがゲーム制作のヒントになるっていうのもテンポの良さに一役買ってて良いですね。もし2巻で響の姉ちゃんが登場したらドロッドロになりそう。2019/09/05
猿山リム
0
ゲームが好きなので目について購入。 フリーゲームとゲーム実況。 まぁ酷い。 物語に芯が通っていなく、ご都合主義を通り越して目に余る。 それこそ、商業小説として読者受けしそうなセリフを散りばめただけの矛盾だらけの構成で、凡百のライトノベルの中でも酷い寄りな印象。 フリーゲーム制作の趣味を周りに隠して楽しんでいる主人公が、やはり隠れゲーム実況者の不良系女子にバレてしまいタイトル通りな展開をみせる。 実在のゲームツールやフリーゲームコンテストの名前なんかが登場し、フリゲ&実況ファンには嬉しいかも。2019/11/10
史
0
なんともこう、ニッチなというか、ライトノベルという界隈では薄いところをついた作品。そうでありながら、実に王道的な、学園モノにおける一つの目標に向かって歩む物語である。それでいて青春の熱い心とか、思いとかも濃い感じで、中々どうしてそれが気持ちが良い。そしてなにより創作と娯楽に対しての思いってのがこれでもかと描かれていて、それもまた、清々しい気持ちにさせてくれる。創作家というモノは、この物語のキャラクターにようにかくありたいモノである。面白かった!2019/10/28