出版社内容情報
ある日、聖女召喚に巻き込まれて異世界転移してしまった近藤誠一郎、二十九歳。経理課課長補佐として昼夜問わず働き続けて社畜根性の染みついた誠一郎は、異世界でも「仕事」を要求。
しかし、与えられたのは「とんでも予算申請書」に判を押すだけの簡単なお仕事。『横流し課』と呼ばれる王宮経理課のヌルい仕事に誠一郎は大激怒! 経理課の立て直しに乗り出した!
そんな日々で誠一郎が手に入れたのは『疲れが吹っ飛ぶ栄養剤』。
胃が痛まない! 片頭痛がしない! 首肩腰が痺れない! もっともっと働ける!! 異世界すごいと感激した誠一郎だったが、異世界の栄養剤はとんだ副作用をもたらし命の危機に! 魔力ゼロの誠一郎が助かるためには「魔力のある人」に『挿入してもらう』必要があり……。「助かるなら」とあっさりと状況を受け入れた誠一郎は、眉目秀麗で寡黙な美丈夫・第三騎士団長アレシュ(♂)に身をゆだねるのだが――。
意思疎通皆無、捧腹絶倒社畜BL。
内容説明
聖女召喚に巻き込まれ異世界転移してしまった社畜サラリーマン近藤誠一郎。異世界にある「魔素」に耐性がなかったため、もともと不健康な体がさらに弱って生命の危機に!助かるためには「魔力を馴染ませてもらう」必要があり、『氷の貴公子』と呼ばれる第三騎士団団長アレシュ(♂)に身をゆだねるのだが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
28
聖女に巻き込まれ異世界に召喚されちゃった社畜さん。願いを聞かれて答えちゃうんだよ、「仕事をください」。淀んだ目と目の下の隈が標準装備の主人公、王宮の経理課で言われもせんのに「国の財政立て直します!」と仕事三昧死にかけて年下の騎士団長『氷の貴公子』様にお世話され… 面白かったー!2019/03/31
ヨル
17
BLです。ノベルも漫画も面白い。社畜無双というか効率厨仕事中毒の主人公が異世界の人々を巻き込みながら怒涛の改革をなしていく話(勝手にやっているだけで必要とされている訳ではない)。うまいなぁ、テンポも良いし、トキメキ要素も笑いも説得力も完備した美味しいデザートのような空間です。三浦しをん作品みたいなオタクとか研究職とかの変人が愛しく思えてしまえる世界観。大好きです。2024/01/05
とすたん
11
おもしろかった〜。まきこまれて異世界に飛ばされた社畜な主人公が、働かなくてもいいのにガンガン経理で働いちゃうお話。目の下濃い隈もちの主人公の世話をやく、保護者(小うるさめ)な騎士団長さまの見た目はネコ科、中身はワンコな感じも大変好みでした。ラブ度はかなりあっさりめ。2019/04/12
みやび@夜649
8
電子。コミカライズが面白かったので、もっと細かい部分も読めるかと原作も購入。原作の方がアレシュの存在薄く感じたな〜で、聖女はこっちのがうざさが増してる。でもほぼ原作と相違なくコミカライズされてて素晴らしいと思った。2025/03/19
Yukiko Yosuke
8
コミカライズが面白かったので我慢できず原作へ。聖女優愛と一緒に異世界ロマーネ王国へ召喚された誠一郎。聖女召喚の巻き添えを食った彼は世界を救うミッションはなく、希望はと聞かれ「仕事をください」と訴える。王国の経理課へ配属され、業務効率化、財政再建に向けて何故か身を削って仕事をする彼に共感湧きまくりです。侯爵家のぼっちゃんで第三騎士団のアレシュと関係が深まるようで、誠一郎はそういう行為で無茶苦茶働けるならいいかな…という理由で許している感があって、社畜っぷりが際立ちます。2021/12/01
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