ＨＡＲＴＡ ＣＯＭＩＸ 棚の上のなにか

百名哲

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2019/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 272p／高さ 19cm
• 商品コード 9784047353442
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

孤独も不幸も悲しみも超えた人間讃歌がここにある。4ページの掌編から120ページの大長編まで。孤独も不幸も悲しみも超えた人間讃歌がここにある。

現代に生きる忍びの者たちを描いた120ページの渾身作「伊賀の迅雷」。サイレントホラー掌編「公衆トイレで」。静岡県の擬人化４コマという怪企画「負けるな駿河マリナーズ」など、短編の名手・百名哲の傑作読切12本を1冊に収録！　ハルタ本誌の掲載作に加え、販促用の限定冊子に描かれたものなどを集めに集め、250ページ越えの特厚本で発売。
●収録内容：「伊賀の迅雷」「棚の上のなにか」「けれどなお、物語は君を讃える」「ダイスの神様」「兎は淋しくても死なない」「負けるな駿河マリナーズ」「公衆トイレで」「蓮華香」「受話器の向こう」「ひみつのチャイナ」「雨を見たかい？」「草むらの血」

百名　哲［モモナ　サトル］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐっち]

短編好きなのでこういうのうれしい。「ダイスの神様」と「雨を見たかい？」がお気に入り。目次では星がついてないよ！

2019/02/23

[shikada]

ハルタの漫画は変化球が多くて、でも時々ストライクゾーンに入ってくる一冊があって好きだ。電車の網棚に乗っかった異生物をきっかけに、同じ車両に乗り合わせた乗客の交流がはじまる表題作と、仕事中の電話が苦手な男を描く「受話器の向こう」がお気に入り。

2019/08/30

[おゆき]

帯の「短編の名手」という文言につられて。 個人的にあんまり好みじゃなかった。やりたいことに対して、表現力や雰囲気作りが足りない気がするし、そのやりたいこと自体もどこかで聞いたことのあるオチだったり匂わせ系だったり。ほらこれ感動するでしょ？と言われているみたい。 内容もボリュームも若手俳優主演のドラマといった印象。短編だってページ以上の世界観を思わせる傑作が世の中にはあるから、名手はちょっと言い過ぎかなーと思った(´ω｀)

2019/02/08

[ヨックモック]

若い作家の短編集の帯に「奇才」やら「短編の名手」やら安易に謳うのは止めて欲しい、情報の信頼の問題になる/短編のクセに話の展開が冗長で読みにくい。上手い作家ならもっともっと短く収められるはずだ。忍者のエピソードなど特に個性も魅力もなく既視感に塗れている上に無駄に長く、ジャンプの新人作家の読み切りのほうが遥かに完成度が高い。せいぜい楽しんで読める短編らしい短編は最後の数本だ。この分厚さを期待して買った自分がバカだった。/散々不満は書いたが、無名作家の短編を買うとはこういうことだ。地雷も踏んでの短編なのだ

2019/02/12

[ぴよ（toyoneko）]

百田先生の第二短編集。相変わらずクオリティが高い

2019/11/24