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出版社内容情報
見るだけじゃ足りない。僕らはアニメを作るんだ。1988年春。山口と宇部は上京し、アニメ制作スタジオに就職する。クセの強い先輩に囲まれつつ多忙で薄給な日々を過ごすふたりは、ついにスタジオの中心的存在・不破明と対面する。傑作を何本も生み出している演出家の不破は、山口にとって神にも等しい人物。しかし不破は山口ではなく、宇部の描く原画に強い興味を示したのだった――。
『太陽の王子 ホルスの大冒険』の躍動感を再現するまでに成長を見せる原画担当の宇部。宮崎駿と同じ煙草を吸ったり、金田伊功のセル画に興奮したり、プロ意識が足りない演出助手の山口。憧れや妬みの感情にもがきながらアニメの道を進んでいく男ふたりの物語、第2巻!
福島 聡[フクシマ サトシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
天才と凡人、プロフェッショナルとアマチュア。この残酷なまでのコントラストが、しかし『アマデウス』のような展開にならないのは、アニメという現場がアマチュアのプロフェッショナルで成立している部分が少なからずあるからだろう。天才・宇部に凡人・山口が嫉妬するのではなく、宇部を牽引すらしていこうとできるのは、山口のアニメに向ける熱情(その熱さがアマチュアたるゆえん)があってこそだ。昭和から平成へ、熱さを嘲笑する時代が来ようとも、好きなものを職業にできている喜びがあるかぎり、山口の熱さは衰えない。2020/02/26
kanon
5
面白すぎる。天才と凡才、しかし同じ場所で輝きたい者たちの葛藤。まんが道みたいなの大好物なのでたまらん。2019/03/02
こっこめ
2
監督ジャージの柄ひとつで十数年の物語を妄想させられる2019/04/14
わーぷ
2
2巻も面白い。この調子で最後まで駆け抜けて欲しい。2019/02/20
緑虫@漫画
1
★★★★2019/03/16