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出版社内容情報
仲谷 鳰(『やがて君になる』)、絶賛。「少女たちの間を美しく流れる髪と、感情。この絵でなければこの物語は描けない。ずるい」仲谷 鳰(『やがて君になる』)
まるで生きているように美しい制服を纏い、長く、艶やかな髪をなびかせる星宮女学園の少女たち。
楽園を揺るがす、ある”事件”をきっかけに、彼女たちの秘めたる想いが絡まりだす……。
息を呑む鮮烈な描線。謎めく繊細な物語。胸締めつけるほど純粋なガールズ・ラブ、開幕。
原百合子[ハラユリコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
48
髪が風にたなびく様は軽やかなのに重さを感じる。カタコンベは言い得て妙。2020/04/19
空のかなた
22
長く伸ばした髪を切り、新入生のための制服を作る儀式が続いている女学園。そんな、と思うかもしれないけれど、長く長くて細い髪の一本一本が流れる糸のように誌面一杯に、踊るように描かれている。美しい。中でも類い稀な麗しき髪の毛を揺らしながら、学園生を惹き付け惑わす星宮さん。小悪魔的、気まぐれなお嬢様。誰にも打ち解けること等ないままに、魅力を放つ。初読みの漫画家さんでしたが、世界観が唯一無二。2020/06/09
泰然
18
褒め言葉でこれは確かにずるい。郊外の女学園、王子様なイケメン女子、静かな息遣い。戦争の影響に端を発した卒業生たちの髪の毛で出来ている伝統ある制服というホラーやフェティッシュにもなる要素を、著者は繊細で美麗な作画によって、登場人物たちの間を流れる言葉に出来ない感情へと昇華させているし、クラシックな王道さもある。個人的には佐伯さんが、星宮さんをナンパしようとしたチャラ坊にタピオカティー(?)を投げるシーンは反則の鉄板ながら座布団一枚。リスベット・サランデルとは違うがイケメン女子のある作品にハズレなしだろうか。2019/06/07
いっちゃんず
17
「私たちの制服は髪でできている」(P34)。高校卒業時に、それまで伸ばしていた髪で制服を作り、次年度の新入生がそれを着る、という女子校が舞台の物語。設定も絵も雰囲気もフェティッシュで妖しく、読んでいて頭がクラクラ。さすがコミックビーム、ただの百合漫画は出さない。2018/09/29
pincle
8
雰囲気がすごくよくて世界に引き込まれる。読後冷静になると他人の髪の毛で織った制服は気持ち悪いと思う(世界観台無し)。2021/03/20
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