出版社内容情報
父親拉致事件に彼の後妻であるルシエラが関わっていることを確信したアルティリエは、彼女との対峙を決意。
愛人としてのみならず、公爵夫人としてのあるまじき振る舞い、母親の死にも深い因縁を持つ彼女の口から、直接その思いを聞く。
一方で、エルゼヴェルト公爵の足取りを掴んだアルティリエは、国境のあるアルダラの港に向かうことになり……!?
内容説明
父親拉致事件に彼の後妻であるルシエラが関わっていることを確信したアルティリエは、彼女との対峙を決意。愛人としてのみならず、公爵夫人としてのあるまじき振る舞い、母親の死にも深い因縁を持つ彼女の口から、直接その思いを聞く。一方で、エルゼヴェルト公爵の足取りを掴んだアルティリエは、国境のあるアルダラの港に向かうことになり…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMA
18
義理のお母さんのすがれるものは愛情だけだったんだろうな。世の中の信じられるものは夫の公爵だけ。息子たちは腹違いの妹が自分たちの国のてっぺんで実にうまくやってることと、自分たちの母親との違いをこの国で働きながらどう思ってたんだろう。自身のアイデンティティ。ソレは公爵にも言えるか。意外と全部公爵のこの国へのメガンテかと思った。壊すものと守るもの(クウガ)2020/08/10
ゆり
14
ルシエラ様が哀れでした。エルゼヴェルト公爵の思惑がここまでくると確かに裏があってもおかしくないな……彼自身は馬鹿じゃないし。お兄さん二人が有能な良い人なのでよけいになんだかなと思ってしまう。どこにいようともアルティリエはすっかり立派な妃殿下で旦那様一筋で安心して読めますね。この世界の構造が相変わらず底知れない。レーヌとナディがしっかりしている中にも可愛くて癒しでした。2019/11/19
まりもん
11
ルシエラとまた対面しにいくとは予想外。途中から自分がしでかした事と立場に気づいたようだけど遅い。アルティリエがナディルと再会したので今後は相談しながらの行動だろうな。2022/04/22
さなえ
9
ここまで。エルゼヴェルト公爵夫人があまりにも馬鹿すぎて、公爵何やってんだと思っていたけど。わざととか、ますますサイテーな男だ。アルティリエのそばにナディル様がいないのはやっぱりちょっと物足りなかったので次が楽しみ。2019/12/02
Ohtsuka Yuu
7
ルシエラ夫人のキャラ,そうきましたかぁ.うんうん悪くないキャラだと思います.これは公爵がどうなるのか楽しみになってきた.2023/07/26