出版社内容情報
東方の港町アル・バイゼルに到着し、父親拉致事件の情報を追うアルティリエは、東方師団の連隊長と接触。
捜査の協力を依頼するが、夫ナディルと父の不仲によって、厄介な誤解が生じていた。
アルティリエはそんな彼らに、得意の料理を振舞うことに!!
一方、アルティリエ不在の王宮では、帝国から美貌の皇女が来訪。ナディルに婚姻をほのめかし……!?
内容説明
東方の港町アル・バイゼルに到着し、父親拉致事件の情報を追うアルティリエは、東方師団の連隊長と接殖。捜査の協力を依頼するが、夫ナディルと父の不仲によって、厄介な誤解が生じていた。アルティリエはそんな彼らに、得意の料理を振る舞うことに!!一方、アルティリエ不在の王宮では、帝国から美貌の皇女が来訪。ナディルに婚姻をほのめかし…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
18
夫婦離れ離れが続いていますが二人の間の愛情はしっかり揺るがずとても安心感。帝国の皇女様がどんな手を使ってきたとしてもナディルには効果ないだろうな……。エルゼヴェルトの公爵夫人が登場。なんだかなあ。アルティリエを今回しっかり守り通してくれたお兄さんが、母親がこんなので哀れだと思ってしまった。エフィニア王女との間に何があったんだろう。オストレイ卿やレーヌ達の部隊?の雰囲気がしっかりしてて和やかでよかった。チーズにオムレツにパンケーキサンド、おいしそう。2019/05/08
瀧ながれ
15
家出中の王妃さま(幼妻)、行く先々で料理しまくり人心掌握。細々した危機はありましたが、その先で騒動の中心人物であると思われる公爵夫人と対面する。…なんか考えなきゃならないことはいろいろあるのだけど、基本的に王妃殿下が前向きで陽性なので、読んでてストレスがありません。殿下と陛下がお互いを信じていて、その絆が確かなら、この物語が向かうのはハッピーエンドでしかないですからね。2021/11/21
TAMA
15
恋愛脳でもそれなりに責任感はある公爵は、夫人になぜ公爵夫人の名を与えたのかとか、なぜ相応の教育をしなかったのかとか。詐欺師引き込んでる。結構、無理設定があるような気はするけれど、この謀略に対応する気品ある対応。ほころびが大きくなって中身が出そうになってるのを押し隠しつつ、親切そうなクレクレをいなし、内側から食い破ろうとする虫を探し出す。夫の力になる幼そうな見かけの王妃と、夫を陥れた無自覚その場しのぎ公爵夫人。直接対決のおびえっぷりは後ろで娘を国を守る人がいたからかと2019/12/13
さなえ
11
面白かった。最近歳のせいか前巻の内容を忘れてしまっていることが多く少し心配しつつも読み始めた。しかし、すぐにストーリーに入っていけた。わかりやすい。このお話好きだな。とはいえ、このエピソードまだ決着つかず。続きが気になる。エルゼヴェルト公爵夫人がバカな振る舞いをするのは公爵に責任があるよね。公爵、なぜこんなにバカなのか。いろいろ自業自得。 2019/04/17
Ohtsuka Yuu
7
おにいさんが斬られたあたり,状況がよくわからん.他はまぁ面白い展開だったと思う.公爵夫人のダメっぷりを楽しみたい.2023/07/26