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出版社内容情報
狂っているのは、少年か、世界か。国家の強権的な支配が隅々まで及び、戦争の気配が濃厚に漂う世界。
うすら寒い結束を誓い、士気を高める国民たち。
そこでただひたすらに空を飛ぶことを夢見る、無鉄砲な少年・銀河。
銀河を惑わす、不思議な能力を持つ茫洋とした少年・翔。
巡り合い、触れ合い、そして交わしたキスは、2人をどこへ連れていくのか。
そして世界に、軍靴の音が響き始める。
『定本 宮本から君へ』『真説 ザ・ワールド・イズ・マイン』
『SCATTER あなたがここにいてほしい』等、
問題作を連発する鬼才・新井英樹がぶちかます意欲作、怒濤の第2巻!!
新井 英樹[アライ ヒデキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
16
空を飛ぶことを夢想する少年・銀河。謎の少年・翔と手を繋ぎ、キスすることでその夢を叶える。けれど、戦争の時代。敵を想定することで、目的が生まれ、ひとつとなる国民。理想の国家。そんな国家は、銀河の飛行能力を戦争の武器にしようと目論む。「真実は絶望 嘘は希望 真実は嘘 嘘は真実」狂人は空を飛ぶ。狂っているのは、少年か、それとも世界か。希望と絶望と、嘘と真実の物語。2018/07/13
み
0
面白かった 絵がいい。どうしてこう言う絵にしたのだろうか?2024/08/26
K_13141
0
スロースターターな新井英樹とはいえ、さすがにここまでの狂気を見せつけられるとは思わず。でも塔の描写は1巻からある辺り、行き当たりばったりではなく、高度な構成力で、計画的に世界観を構築しているのだなと思う。ただ、そう思ってても、何が出るか分からない。3巻はどうくる?そしてこの混沌を、どう結末に持っていく?2018/09/19