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出版社内容情報
そこは、見捨てられた者が辿りつく町架空の町“カロチーラ”を舞台に描かれる、悲しみと罪と希望の連作集。
Story of Carocheila 「Solitude」
カロチーラの中央広場でヴァイオリンを弾く少女・サリの物語。
両親に捨てられ孤独を抱えるサリを、一匹の猫との出会いが変えていく。
Story of Carocheila 「金雀枝(エニシダ)」
恋人は突然去って行った。何も残さずに。
残された者たち、エニとシダの物語。
『ジゼル・アラン』の笠井スイが、個人誌として発表していた幻の作品群を単行本化。
「Solitude」、「金雀枝(エニシダ)」の2本に加え、
漫画誌・ハルタで発表した笠井スイの最新読切「瞼に咲く花」を特別収録。
同時発売の「名もなき羊たちの町 -Story of Carocheila-」には、
「カミキリ」と「Scissor」の2編を収録。
全4遍からなる架空の町“カロチーラ”の物語。
笠井 スイ[カサイ スイ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
21
何気なく手に取ってみたけれど雰囲気が好み。 2018/07/21
しましまこ
20
作家買い。2004、2005年に同人誌にて発表された作品で、同時刊行分と2冊セットの連作集。暗いよ。 2018/06/19
ブラフ
9
10年以上前の短編集。悲哀の中に一筋の救いがあるお話群。全体的に重苦しい空気が漂う作品ばかりだけれども、どこか優しい空気が漂うのは笠井スイだからか…2018/08/20
みどり
8
寒くて、ヒリヒリして、でもどこか優しい物語が詰まった短編集。1話目を読みながら、あまりにも『冬』の描写が上手で、今年初めて暖房を入れました。/「きれいな石は宝石と思ってたし、万華鏡は魔法がかけてあるって(略)でも今は正体が分かるようになっちゃった」そうだねえ、としみじみしてしまったセリフ。2021/12/10
芙蓉
7
初読み作家さん。じわりと全編に漂うマリア様のいない感じ(救いがないというわけではない)孤独と絶望とそれらを味わった末の小さな灯火のような希望2018/06/23