出版社内容情報
月刊「プリンセス」にてコミカライズスタート!! 立身出世物語第四弾!赤奏国に借り出された白楼国の文官・茉莉花は、赤の皇帝・暁月の無理難題に見事応えたことにより、“宰相候補の海成との結婚”という引き抜き計画に巻き込まれていく。
一方で、赤奏国の内乱を完全に終結させるための最後の戦が迫っていた。
戦を回避したい茉莉花は、暁月に意見書を提出するが「あんたの案で誰が満足する?」と破り捨てられ……!?
石田 リンネ[イシダ リンネ]
著・文・その他
Izumi[イズミ]
イラスト
内容説明
赤奏国に借り出された白楼国の文官・茉莉花は、赤の皇帝・暁月の無理難題に見事応えたことにより、“宰相候補の海成との結婚”という引き抜き計画に巻き込まれていく。一方で、赤奏国の内乱を完全に終結させるための最後の戦が迫っていた。戦を回避したい茉莉花は、暁月に意見書を提出するが「あんたの案で誰が満足する?」と破り捨てられ…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
62
シリーズ第4弾、またまた一気読み!赤奏国、後編と言ったところ。赤奏国の内乱を崩してきた茉莉花、まだまだ甘いことを言って暁月に激昂されますが、そこからの這い上がりが凄かった!間違いなく茉莉花の歴史の中でも伝説的できごとだったのではないかと思えるほどの爽快感でした。暁月の大口説き文句には思わずきゅーんとしちゃいました!笑 ほとんど残像くらいしか出番がなかった珀陽も登場して、2人の気持ちに変化も!?ホッと一息ついたのも束の間、今度は御史台という大きな組織との対決が…珀陽の茉莉花育てはまだまだ続く。2021/01/13
はな
47
自分の長所や短所を見つめ直してどんどん進化していく茉莉花。自国に引き抜きたくもなりますよね…。暁月にぼそっと反撃するあたりが可愛かったです。そして天河さん、影の立役者。出された課題がとても面白かった。2020/05/14
すがはら
46
赤奏国編終了。茉莉花引抜き防止の策が用意されてるだろうと思ったら、まさかの天河の偽恋人作戦?そんな頼りないことを!と苦笑しましたが、そっちはついでの嘘つき練習ってだけだったのですね。内乱を避けるための策が朱雀降臨っていうのは、神獣信仰のある世界設定なら初めから分かりきってたのでは?飛べないから出来なかっただけとか言って、ちょっと練習したら出来てるし…。初めからやれよ。それでも茉莉花と珀陽の両片想いがかゆくて良い。どういう理屈をつけてくっつくのか?まだ先が長そうですが、楽しみです。2018/08/21
よっち
41
暁月の無理難題に見事応え宰相候補の海成との結婚という引き抜き計画に巻き込まれる茉莉花。戦を回避したい彼女は意見書を提出するものの、それに満足しない暁月に破り捨てられてしまう第四弾。内乱をいかに皆が納得する形で終わらせるかが問われた今回。迷いさえ払拭すれば実効性の高い策を次々と打ち、貪欲に最善の形で終結させてしまう彼女の活躍は確かに突き抜けていましたね。今回赤奏国編もいい感じにまとまりましたけど、相変わらず珀陽は茉莉花に思わせぶりなセリフすら言うのに、それでいてまたもや難題を突きつけますか。また続巻に期待。2018/10/09
ダージリン
40
茉莉花の全てを覚えられるために、人とは違う思考になっていることに凄みを感じました!引き抜きをかけて、 海成を通しての恋の駆け引き?には笑いましたが、肝心の珀陽との恋はまだまだ遠い~。それと暁月との様々なやり取りはインパクトあったな(笑)。2018/08/19
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- 和書
- ぼくのキャノン 角川文庫