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出版社内容情報
高専生が次に挑むのは、難攻不落の"自動生成ダンジョン"!?「位置がわかんねえならGPSみたいなシステム作っちゃいましょ!」大精霊祭での活躍が注目されたギルド・オオヤマコウセンの面々は、国王から魔導具の祖ジーリンの情報と引き替えに"自動生成ダンジョン"の攻略を依頼される。その魔窟は、地形を変え続けることで難攻不落と言われていたが……。そして幹人と彼に積極的なザザ、それに焦る魅依、三人の関係の行方は――? さらに加速する高専生たちの普通じゃない超英雄譚、第3弾!
閏 月戈[ウルウ ゲッカ]
イラスト
藍月 要[アイヅキ カナメ]
著・文・その他
内容説明
「位置がわかんねえならGPSみたいなシステム作っちゃいましょ!」大精霊祭での活躍が注目されたギルド・オオヤマコウセンの面々は、国王から魔導具の祖ジーリンの情報と引き替えに“自動生成ダンジョン”の攻略を依頼される。その魔窟は、地形を変え続けることで難攻不落と言われていたが…。そして幹人と彼に積極的なザザ、それに焦る魅依、三人の関係の行方は―?さらに加速する高専生たちの普通じゃない超英雄譚、第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mu@仔羊堂
12
いやあ、なんて気持ちいい奴らなんだろう!こんな想いの物語は大好きだ。前巻のザザの告白があって、どうなったのかなあと思っていたのだけど前半ははっきりと語られ仕舞い。でも幹人の中ではすでに決まっていたんだね。言葉ではなく行動でしめすなんて、かっこいいよ。でも、その意地は嫌いじゃないけど、もう少し素直になってもいいと思うよ。個人的ハイライトは自分を守って傷ついた幹人にすがりつく魅依に、照治が「誇れ」と言う場面。自分を責めてしまいそうな魅依の心を救うと共に、自分の弟分を心から誇らしく思う言葉には胸が熱くなった。2018/08/26
HANA
7
今回は自動生成されていくダンジョン攻略話。そして新キャラ登場。今回もしっかり高専っぽさが出ていて面白かった。技術特化型なのもとりあえず試したくなるのも色々と頷ける。今回はリーダーである照治について色々と見えてくるものもありながら恋愛面でも進展ありで結構盛り沢山。次も楽しみ。2017/12/26
真白優樹
6
重要な情報を得る為、国王からの依頼で自動生成ダンジョンを攻略する事になる今巻。―――千変万化の迷宮を攻略するのは、科学の知識と熱い心。RPGをプレイした事がある読者様ならどこかで出会った事があるかもしれない、形を変える迷宮。そんな迷宮に挑む中、熱い心を秘めた照治の内面が明らかになる今巻。表と裏の主人公の思いが絡み合い、自然に関係を徐々に変えつつあるギルドの内面。そんな中でようやく階に足をかけた帰還への道程。ようやく尻尾を掴んだ祖が齎す情報とは。そして帰還の為の必要な方法とは。 次巻も須らく期待である。2017/12/09
リク@ぼっち党員
5
今回は自動生成ダンジョン攻略で輝治がメイン。人って基本的に利己主義で自分が一番大事だけど、たまに善人っているよね。輝治は自分のこと卑下してるけど、しっかり兄妹に影響されてるぞ。我を忘れるほど大切な誰かがいる人が悪人なわけないでしょ。そもそも高専生は自由人だから悪人だったら慕うわけない。陥れて蹴落とす。輝治だけでなく幹人の出番もしっかりあって、これまで戦いが苦手と称されてきた幹人がああして戦ったことがとても大きな意味を証明した。みぃちゃん先輩にかけた輝治の言葉カッコよすぎた。そして八つ当たりザザさん可愛い。2018/07/05
yraurb
5
高専生達が異世界を生きるシリーズ3巻目にして自動生成ダンジョンの巻。攻略楽しそうだなあ。あと作者自ら「裏主人公」と断言する照治の半生が今回ピックアップ。よくいるマッドサイエンティスト気質な変人ポジかと思ってたらの考えさせられる過去。まあでも考えてみたら高専生達にマッドサイエンティストポジしかいない。しかしこのダンジョンは高専生達のような解き方を前提としてデザインされたのだろうな。それが攻略されたことで話も大きく進みそう。次巻が楽しみ。2018/04/20