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出版社内容情報
大迫力の鷹狩り! 12歳のカルルクが男を磨く、"男修業"編が描かれる。
4ヵ月の充電期間を終えて、連載再開した『乙嫁語り』! 第10巻の前半はカルルクが"男"になるべく修業をする"男修業"編。アミルの兄が暮らす冬の野営地へ行き、アゼル・ジョルク・バイマトの3人から鷹狩りを学びます。後半はアンカラへの旅を続けるスミスへ視点が移り、案内人アリとともに旅の様子が描かれていきます。お楽しみに!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
275
非常に興味深い内容の10巻。前半はカルルクが狩りを習う。騎馬で弓を射て狩る。そして騎馬鷹狩猟でのイヌワシの気高さと強さに心を奪われる。また、カルルクとアミルの絆に胸が暖かくなる。後半はスミスがアンカラを目指す道中。また、彼が旅をする理由が分かる。クリミア戦争に敗れたロシアがトルキスタンへ南下を始める。平和な遊牧民の暮らしに、近代の軍靴の足音が迫る。次巻での波乱の予感。スミスとタラスの再開と、そこに尽力してくれた方の底知れない好意に暖かな時代の雰囲気を感じる。苦難はあっても、スミス達には幸せになって欲しい。2018/02/16
抹茶モナカ
202
アミルに「結婚して良かった。」と思われたくて、男を磨くカルルクの話。アミルとカルルクの年の差婚は、アミル側の事情もわかり、腑に落ちた感じ。アミルもアミルで大変だったのですね。年上の美人の奥さんのアミルとの生活をするカルルクという設定が、ちょっとエロ漫画っぽかったけど、それなりの事情があり、安心したところもあった。上手いような、エロ漫画っぽいような絵柄にも、少し慣れて来ました。2018/02/17
佐々陽太朗(K.Tsubota)
151
大切にしたい人が出来たとき、男は強くなりたいと願う。今巻は12歳のカルルクがアミルにふさわしい男になるべくアミルの兄たちと一緒に冬の野営地で暮らし「男修行」をする話。もう一系統の話としてスミスのアンカラへの道中とアンカラでのタラスとの再開が描かれる。森さんは冬の中央アジアを描くにあたりかなりフラストレーションがあったようですね。そりゃそうでしょう、雪景色じゃあ森さんの精緻なタッチが活かせないですから。でもその分、イヌワシその他の動物に全精力を注がれたようですね。限りなく美しい絵です。2018/02/18
じょり
145
愛する人がいる人は行動力がすごいね。カルルクとアミルの兄さんたちとの関係も良好そうでなにより。この時代も地域によっちゃ嫁取り大変なんだな。自然にはあらがえないものな・・・久々にスミスさん出てきたと思ったらまさかの彼女が。ホント人を愛するって原動力になるんだね。その一緒に来てくれた男性もいい人で良かった。みんなこういう考えだと幸せになれるんだろうけどな。スミスさんの好奇心が勝るか、愛する人と一緒になるため生きることを優先するのか次巻が楽しみ。2018/02/22
あまね
127
妹本。カルルクファンの私としては、もう表紙からとろけてしまう(*≧∀≦*) アミルの兄の下で、狩猟の技術を教わるカルルクの男修行。イヌワシを使った狩りの様子など、詳しく描かれていて新鮮。日本の殿様がやってた鷹狩りはスポーツとか娯楽のイメージだけど、遊牧民のそれは、まさに生業。カルルクが強かろうが強くなかろうが、カルルク自身が好きなのだ、と言い切るアミル❤️二人の絆がまた深まったね♪ 一方その頃スミスさんは…おおっと、急展開!Σ( ̄□ ̄;) でも、こちらの二人も気になっていたので、うまくいってほしい。 2018/02/19