誰にでもできる影から助ける魔王討伐〈２〉

槻影【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 368p／高さ 19cm
• 商品コード 9784047345461
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

コミカライズ決定！　一気読み必須のWEB発異世界ファンタジー第2弾!!聖勇者に、弱者はいらない。仕事中毒の僧侶【プリースト】、アレスの次なる苦難とは!?

「なんでここを選んだし……」次なる目的地は、アンデッドが蔓延るユーティス大墳墓。異界から召喚したチート級の聖勇者、藤堂と、国から選出された精鋭・魔導師リミスと剣士アリア。全員才能の塊――だが、まったくの経験値不足で、世間知らず。一行が魔王を討伐するまで、裏からサポートをすることになった僧侶、アレスは頭を抱えていた。地下ダンジョンで、アンデッドに怯えて逃げ惑う聖勇者。神の敵である魔物を勇者が怖がるなんてことは、あってはならない。彼らの苦手意識を克服するべく、アレスは行動を開始するのだが――。そんな彼らの前に現れたのは……異端殲滅教会、序列第3位、グレゴリオ・レギンズ。最低最悪の男、登場。

槻影［ツキカゲ］
さまざまなWEBサイトで執筆し、『小説家になろう』で2015年4月に四期期4位を獲得した『堕落の王』が書籍化。
『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』で、第1回カクヨムコンテストファンタジー部門で大賞を受賞。

ｂｏｂ［ボブ］
『ウォルテニア戦記』 (HJ NOVELS)、『銀河連合日本』(星海社FICTIONS)、『遅咲き冒険者』(FUJIMI SHOBO NOVELS)など多くのWEB発書籍のイラストを手がける。

内容説明

チート級の力を持つ聖勇者と、国に選出された魔導師と剣士。レベルが低すぎて、先行き不安な一行を裏から助ける僧侶アレスは、頭を抱えていた。「なんでここを選んだし…」訪れたユーティス大墳墓で、アンデッドに怯える聖勇者。神敵を恐れる勇者など、存在してはいけない。しかし、そんな情けない聖勇者の姿を、最も見られてはいけない、ある人物が現れて―！？あらゆる神敵を殺戮する殱滅鬼、グレゴリオ・レギンズ。最低最悪の男、登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 旧柏バカ一代]

魔族に襲われ家族にトランクの中に詰められて助かったが、魔族への憎しみで狂気に取り憑かれた殲滅鬼と呼ばれるようになった同僚と聖勇者を近付けないようにしてたのに、勇者は自ら危険人物の元に飛び込んで行く。やっと見繕った神官の娘は戦いの末、勇者パーティーから離脱。いや、、実力がトップなのがアレだもんな、、陰で自身を助けてくれてる奴も恐ろしいし、サポートする女は目が冷たいし？そりゃね、、逃げるわなw呪われてんじゃね？w神に向かってF○○Kとか○ねとか言うからじゃね？俺は好きだけどねw

2019/08/14

[しぇん]

この巻でも次々苦難が主人公を襲うと……。魔王軍より身内のが危険とは。序列三位殲滅鬼との絡みに苦労だらけでした。作中でもつっこまれてますが僧侶につく渾名じゃないですしね。

2017/04/08

[nawade]

★★★★☆　アレスの苦難は続くよ、何処までも。アンデッドに怯えて気絶してしまった聖勇者のアンデッド対策に悩むアレスの前にさらなる災いが。その名は異端殲滅教会、序列第3位、グレゴリオ。狂信者を体現する彼と聖勇者の接触を防ごうとするも、そんなことが許されるはずもなく事態は最悪な方向に。新キャラ二人が登場しますがどちらも興味深い。スピカの決断には驚かされた。そして、アレスに恋い焦がれるだけで真っ当な女性だと思っていたアメリアの化けの皮？が剥がれてきた。でも、それが悪いことではない。ただ、測りきれないだけ。

2017/04/04

[さあささん]

アレスの苦労物語の2巻です。／勇者一行が相変わらず想定外の行動を起こしながらレベル上げを行おうとしようとする中、1巻から名前が出てきていた最悪の殲滅鬼グレゴリオが出張ってくるという内容です。展開が遅くもう少しテンポよく話を進めてほしいところですが、それはそうとして1巻より藤堂のウザさが緩和され、アレスの善人っぷりや優しさが出ていてよかったです。スピカも最後の選択含めて魅力的なキャラだったので今後の成長が楽しみです。

2017/04/21

[leo18]

最強僧侶アレスの苦労物語。前巻でも名前の出ていたグレゴリオと、新キャラスピカが登場。グレゴリオはやべー奴だわ。アレスとアメリアのやり取りが好き。

2017/04/09